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株式会社ジーシー創業95周年記念・GC友の会60周年記念 第4回 国際歯科シンポジウム

ありたい矯正臨床の姿
〜一般臨床医と矯正医の関わり〜

与五沢文夫 先生(コーディネーター)・原 省司 先生(モデレーター)
池 元太郎 先生・関 康弘 先生・有松稔晃 先生

モデレーターに原 省司先生をお迎えして、コーディネーターの与五沢文夫先生が「矯正治療の『できること』と『できないこと』」と題して講演。矯正治療のなかには理論上では可能でも現実的ではないこともあるので、機械的な理論に寄りそうのではなく一人一人違う生体を扱っていることを踏まえる必要があると強調された。
池 元太郎先生は「早期矯正治療」と題され、成長発育に伴う顎顔面の形態的特徴の現れ方を解説された。とくに、上顎前突や下顎前突は成長により発現し早期矯正治療後に元に戻る可能性もあるので、形態的特徴により早期矯正治療が有効か見極める必要があると語られた。
関 康弘先生は「永久歯列期の矯正」の演題で、10〜12歳の矯正治療症例を紹介。標準的な形の場合は修正が可能だが、その後の成長発育により治療方針が決まるので、個体の成長発育と咬合状態の成立との因果関係を本質にまで遡って考えることが重要だと解説された。
最後に有松稔晃先生は「連携歯科医療」を演題に講演。矯正治療では矯正医と一般開業医との連携が欠かせないが、お互いが治療目的を共有しそれぞれが専門分野の特性を活かすことで、高度な医療連携につながると強調された。


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  1. 第4回国際歯科シンポジウム
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