株式会社ジーシー創業95周年記念・GC友の会60周年記念 第4回 国際歯科シンポジウム
ひとつ上いく補綴治療
〜個々の患者さんに最適な選択を考える〜
上田秀朗 先生（コーディネーター）
大谷一紀 先生・奥野幾久 先生・西 耕作 先生・高井基普 先生
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上田秀朗先生をコーディネーターに、補綴処置後の安定した予後を長期に保つための決め手を、各先生方がそれぞれの症例に応じて発表をされた。
大谷一紀先生は「欠損症例に対するオールセラミック材料による接着性ブリッジの可能性」と題して、５年前から取り組み始めた１歯欠損の前歯部での接着性ブリッジをテーマに、臨床応用するうえでの考え方やポイントを紹介された。奥野幾久先生は「トラブルの少ないインプラントオーバーデンチャーを目指して」との演題で、トラブルの少ない設計の原則としてアタッチメントの選択や埋入ポジションについて解説された。
西 耕作先生は「機能と審美を考慮した咬合再構築」と題し、術後の長期安定には、欠損前の口腔内環境の把握と欠損原因の診断が重要と語られ、治療計画、術式決定に際してのラボサイドとのコミュニケーションのとり方なども話に交え、症例を紹介された。
最後に、高井先生は「真の予防歯科への挑戦」の演題で、咬合力によるトラブル予防について、咬合接触状態を分析して得られたデータの臨床応用について発表された。 -
