ジーシーインプラント | GC

Seminar Report vol.3

『GCインプラントON LINEセミナー ~インプラントを使いこなすために~』【全5回】
第3回 2次オペとティッシュマネージメント

講師:平山 富興 先生
日時:2021年6月2日(水)19:30 ~ 21:00
場所:Web開催(大阪よりLive配信)
講師:平山 富興 先生

第2回に引き続き、インプラント治療を包括的に学ぶ場として企画された全5回コースの第3回を開催しました。今回は平山富興先生にご登壇いただき「2次オペとティッシュマネージメント」についてご講演いただきました。

前回のセミナーと同様に冒頭には第2回でご講演いただいた河原先生から、セミナー終了後にいただいた質問に対する解説をしていただきました。「待時、早期、抜歯即時埋入の選択基準」や「骨質が固い場合にドリリングする際の注意点」、「タップの切り方、ポイント」、「初期固定が得られなかった場合の対処法」などに対して、症例を交えながら、日常臨床に則した解説をしていただきました。

平山先生のご講演では、インプラント治療に欠かすことのできない、歯周外科の基本的術式について解説いただきました。インプラント周囲炎のリスクファクターや歯周治療における問題点を解説いただき、インプラント治療における欠損部顎堤の形態異常に対する処置法を整理していただきました。最終補綴処置を考慮して軟組織、硬組織に対するそれぞれの処置方法を選択することが重要との内容は、前回のセミナーでも言われていた、補綴主導型インプラント治療の重要性を裏付けるものとなりました。

また、様々な切開や縫合方法を図や症例を交えながら解説いただいた後、歯周組織の考察に焦点を当て、歯周組織の健康を維持するために必要な角化歯肉の幅について、エビデンスを基に解説いただきました。
これらの内容を踏まえ、ご講演の最後に平山先生のインプラント治療を供覧し、症例ごとの治療方法の選択や考え方のポイントを解説いただきました。

河原先生のインプラント埋入関連の質問に対する具体的な解説に始まり、平山先生のご講演では、歯周外科の基本的な術式からインプラント周囲の軟組織増生処置まで非常に盛り沢山の内容ながら、非常に理解しやすいセミナーになったかと思います。