第1回に引き続き、インプラント治療を包括的に学ぶ場として企画された全5回コースの第2回を開催しました。
今回は河原敬先生にご登壇いただき「1次オペ・ガイドサージェリー」についてご講演いただきました。
セミナーの冒頭には第1回でご講演いただいた奥野先生から、第1回終了後にいただいたご質問に対する解説をしていただきました。前回同様に奥野先生の症例を交えながら「プラットフォームスイッチング」やその他の質問などに対して、丁寧に解説いただきました。限られた時間の中での解説につき、全てのご質問にはお答えできませんでしたが、第6回の追加開催も決定しましたので、その機会にあらためてお答えいただけるかと思います。
河原先生からは1次オペにおける守るべき基本ルール、その中でも特に埋入ポジションとガイドサージェリーについて解説いただきました。埋入ポジションや方向、深度は治療結果に対してどのような影響を及ぼすのか、埋入計画において抑えるべきポイントを解説いただきました。解説の中で河原先生は過去の失敗症例を出されており、参加者の先生方の印象に残る内容となり、補綴主導型インプラント治療の重要性を再確認する機会となりました。
セミナーの後半では、ガイドサージェリーについて、GCガイドシステムの特徴やフリーハンドとの違い（手技や器具など）を一次手術の動画も交え解説していただき、また、シミュレーションからガイド作製に至る手順および注意点もお話しいただきました。
第2回となった本セミナーでは奥野先生、河原先生から丁寧で、かつ現実的な（失敗症例を含めた）講演をしていただき、より先生方の日常臨床に則したセミナーとなりました。1次オペに関わる基本的な考えと重要なポイントをご理解いただけたセミナーになったかと思います。
