機能咬頭を守る犬歯ガイドとバランシングコンタクトを重視した人工歯排列
G602 2011年10月23日日 (13:30〜16:30)
DT
田中 昌弘 先生
福岡県久留米市
LAB QUALITY
歯科技工士
LECTURE
DEMONSTRATION
略歴・所属学会
【略歴】
- 1985年
- 鳥栖歯科専門学校(現 九州医療専門学校)歯科技工士本科 卒業
- 1986年
- 同校 歯科技工士専攻科 卒業
- 2006年
- 九州環境福祉医療専門学校 附属歯科技工臨床研修センター 勤務
- 2009年
- LAB QUARITY 開設(福岡県久留米市)
【主な文献】
- 歯科医師と歯科技工士が最終ビジョンを共有して行う総義歯治療のアプローチ、歯科技工(檜山先生との共著)、2009年
- 思考の相互理解 ― BPSの原型を用いた無歯顎治療 ―、QDT、2008年
- 松本勝利先生 共著、生体と技工への理解を踏まえて行う、リライニング・べースの理論と実践、歯科技工、平成22(2010)11月(前編)・12月(後編)
【実績】
- 2004年4月〜2006年3月: 早稲田歯科技工トレーニングセンター九州校 デンチャークラス 総義歯インストラクター
【所属】
- 2007年
- スタディーグループdAsメンバー
- 2008年
- GDS九州スタッフ
- 2009年
- LAB QUALITY Denture Seminar 主催
要旨
機能咬頭を守る犬歯ガイドとバランシングコンタクトを重視した人工歯排列
無歯顎患者はより快適な機能性や審美性をもとめ、術者はその要求を満たすべく、様々な知識・手段を用いて総義歯を製作している。現在ではそればかりでなく、総義歯においてもある一定の永続性(longevity)が求められている。しかし、現実には上顎機能咬頭が短期間で摩耗してアンチモンソンカーブを呈し、破折をおこしたとみられる症例に出会うことがあり、義歯の永続性に問題が生じている。そこで、この上顎機能咬頭を保護し総義歯を口腔内で可及的長期間、安定して機能させるためにはどう考えなければならないのか?私たちの臨床をご紹介したい。