1. 第3回国際歯科シンポジウム
  2. 矯正治療のグローバルスタンダードを考える
  3. 竹元 京人 先生

矯正治療のグローバルスタンダードを考える

ホールD7 2011年10月23日日 (9:00〜12:30)

Dr

竹元 京人 先生

東京都千代田区
イーライン 矯正歯科

略歴・所属学会

【略歴】

竹元京人は1979年に東京歯科大学卒業後、東京医科歯科大学矯正科に2年間所属し、その後東京歯科大学にて博士号を取得した。
1983年に千葉県松戸市で矯正歯科クリニックを開業し、1987年には日本で最初の舌側矯正専門クリニック(イーライン)を東京都港区に開業し、現在は千代田区および松戸にオフィスを構えている。
現在までに20カ国以上でセミナーを開催し、4500人以上の矯正歯科医が参加している。
また、世界舌側矯正歯科学会の会長、ヨーロッパ矯正歯科学会専門医でもあり、ニューヨーク大学(アメリカ)客員教授、フェラーラ大学(イタリア)客員教授を務めている。
竹元は舌側矯正に関して数多く執筆し、その集大成としてDr.スクッゾ(イタリア)と共同で今までにない快適なSTbライトリンガルブラケットを開発し、2009年さらに改良を重ねたNew STbを用いたリンガルストレートワイヤー(L.S.W.)法を考案した。

【役職】

  • 世界舌側矯正歯科学会 会長
  • ニューヨーク大学 客員教授
  • フェラーラ大学 客員教授
  • 英国王立エジンバラ大学医学部 Fellow

【所属団体・学会】

  • 世界舌側矯正歯科学会(会長、創立理事)
  • ヨーロッパ矯正歯科学会(専門医)
  • ヨーロッパ舌側矯正歯科学会(名誉会員)
  • その他、アメリカ合衆国、イタリア、スペイン、タイ、インド、韓国における舌側矯正学会名誉会員であり、顧問を務める。

要旨

リンガルストレートワイヤー法の実際

舌側からの矯正治療は1970年代にDr.藤田がマッシュルームアーチフォームを用いた藤田メソッドを開発して以来、現在の臨床でも多くの場合複雑なマッシュルームアーチをベンドして治療が行われ続けてきている。しかし、1996年より、竹元が初めてプレーンアーチワイヤーを用いた治療法を開発し、2001年にリンガルストレートワイヤー法を発表して以来、改良を重ね、現在ではほとんどの症例に使用されている。

プレーンアーチワイヤーフォームを用いることでよりシンプルなメカニクスで治療が可能となった反面、ワイヤーベンドを最小限にするためには間接ボンディング法を用いたより正確なブラケットの位置付けや、より確実な治療システムが重要であることがわかった。また最近ではブラケットの改良も行い、臨床においてより良好な結果を得たので症例を交えて報告する。

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