1. 第3回国際歯科シンポジウム
  2. これからの歯科臨床に必要なスキルと考える臨床とは
  3. 熊谷 真一 先生

これからの歯科臨床に必要なスキルと考える臨床とは

ホールB5 2011年10月23日日 (9:00〜12:30)

Dr

熊谷 真一 先生

静岡県浜松市
くまがい歯科クリニック

略歴・所属学会

【略歴】

1991年
日本大学歯学部卒業
東京都千代田区・一ツ橋歯科クリニック勤務
1998年
静岡県浜松市にて開業

  1. 包括歯科医療研究会会員
  2. 浜松医療福祉専門学校非常勤講師
  3. 【文献リスト】

    • 入門X線写真を読む(編集代表)、医歯薬出版、2005年3月
    • 歯内療法ベーシック エンド上達のための12のアドバイス、株式会社ジーシー、2009年4月
    • 欠損の進行における「力」の影響−リスクとしての「力」を考える−、2009年7、9月
      −10歯前後の欠損症例から見えること− 補綴臨床Vol.42 No.4、5
    • 知っておきたい「力」のこと −気づく・伝える・守る−、デンタルハイジーン別冊 編集、2010年5月
    • X線写真パーフェクトBOOK、デンタルハイジーン別冊 編集、2011年4月

要旨

「考える保存・歯内療法」実践のための3つの視点 〜ミクロへの視点・マクロへの視点・人間への視点〜

保存治療や歯内療法は歯科治療のベースであり、日々の臨床の中でかかわらない日が無いといっても過言ではありません。そのスキルアップのためには、EBM・臨床疫学というマクロへの視点と、分子(生物学・材料学)というミクロへの視点が欠かせません。

しかし、ミクロを追究するあまり、個体としての人間の姿を見失ってしまったり、マクロを追究するあまり、一人一人の人間が見えなくなってしまったりしないようにしなければなりません。患者はあくまでも「個人」であり、個別性を把握し、対応していく必要があります。

最近の医療は「正常」と「異常」の境界が不明確化し、そのために治療の選択肢は増え、選択することへの責任が増大しています。ミクロとマクロの視点をバランスよく取り入れながら個別的に治療目標を選択し、目標を患者と共有したうえで柔軟に対応していくことが、考える歯科治療の実践につながっていくのではないでしょうか。

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