1. 第3回国際歯科シンポジウム
  2. 補綴物設計・製作の現状と展望、そのために必要な技術研鑽とスキルは
  3. 山本 尚吾 先生

補綴物設計・製作の現状と展望、そのために必要な技術研鑽とスキルは

ホールB7 2011年10月23日日 (14:30〜17:30)

DT

山本 尚吾 先生

東京都新宿区
art & experience® BeR
歯科技工士

略歴・所属学会

【略歴】

1980年
愛媛県公衆衛生専門学校卒業
2001年
VOCE Ceramist Club 主宰
2006年
VOCE C.C Claymore 主宰
2007年
art & experience® BeR(ビー エ アール)開設

【所属団体・学会】

2006年
クラウド・シーバー氏の主宰art&experienceメンバーとなる。
2009年
日本審美学会 認定講師


要旨

「審美修復におけるプロセスとデザイン」― Bianco e Rosso −

現在の審美修復における患者の要望は既製の修復ではなく、個々のパーソナリティーに要件を求める症例が多くなってきた。患者の要望は単純な希望ではなく、患者の主観的な歯列との調和や顔貌との調和など、咬合も含めれば要望は立体化したようにも感じることが多くなった。

当然ではあるが、我々歯科技工士は専門家として常に最善の結果を得るために、限られた時間と情報をもとに患者にとっての最良を模索する。そのために必要な情報を得るためには、綿密なチェアサイドとのコミュニケーションも必要になる。私は担当歯科医師と画像の情報伝達を2003年より行っているが、特に問題となるのは画像の質である。画像は提供されるが、シェードの判別が難しい物も少なくない現状もある。また、歯の色(シェード)のみではなく歯肉を含めた情報は、審美・ペリオなどを考慮した補綴物製作にとって非常に重要である。

近年のCAD/CAMは補綴物製作に欠かせないものへと進化を遂げている。

今回は、これら様々な用件をダイジェストで解説するとともに、これらすべての基本となる天然歯の構造と色調および配列を解説する。

項目
1) 前歯部の配列と個性の解説。
2) 補綴物のフレームに必要な要件の解説。
3) 歯冠形態と色調の調和を考慮したセラミックワークの解説。
4) シェードテイキング時の口腔内の、基本的な撮影法の解説。

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