「日本歯科技工学会第41回学術大会」が開催されました

 11月2日(土)・3日(日)の両日にわたり、石川県・石川県地場産業振興センターにて、「日本歯科技工学会第41回学術大会」が開催されました。
 今回は、「歯科技工学が示す学術的根拠―歯科技工 温故知新―」をメインテーマに、多くの方の参加登録があり大変盛会でした。
 学術大会は、特別講演、大会長講演、教育講演、シンポジウム4題、認定士・専門士講習会、ポスター発表60題、テーブルクリニック2題、テクニカルコンテスト他があり、大変多彩な内容でした。
 大会長は、明海大学歯学部病態診断治療学講座口腔顎顔面外科学第2分野教授の坂下英明先生でした。

 特別講演は、東海・北信越支部 フジ・デンタルラボの塚田靖一先生を座長に、福井県立恐竜博物館の東洋一先生が「発掘で明らかになってきた北陸の恐竜時代」という演題にて講演されました。

 大会長講演は、東海・北信越支部 デントニウムの杉本雄二先生を座長に、明海大学歯学部病態診断治療学講座口腔顎顔面外科学第2分野教授の坂下英明先生が「顎義歯なくして顎外科なしの精神が歯科医療を再興する」という演題にて講演されました。

 教育講演は、新東京歯科技工士学校の小島三知長先生を座長に、鶴見大学歯学部歯科技工研修科の伊原啓祐先生が「知識で変わる歯のかたち」という演題にて講演されました。

 シンポジウムIは、日本大学歯学部の小泉寛恭先生を座長に「保険診療の新技術に対する歯科技工学からの対応」をメインテーマに2名のシンポジストがご講演されました。演題及び演者は以下の通りとなっております。
「下顎全部床義歯の間接法軟質裏装」株式会社ニッシンの外田智先生、「ファイバーを用いた高強度コンポジットレジンブリッジ」日本歯科大学附属病院歯科技工室の橘弘之先生。

 シンポジウムIIでは、東北歯科技工専門学校の八巻賢一先生を座長に「歯科技工教育大綱化の現状と今後の展開」をメインテーマに3名のシンポジストがご講演されました。演題及び演者は以下の通りとなっております。
「基礎分野 科学的思考の基盤」日本歯科大学東京短期大学歯科技工学科の大島克郎先生、「基礎分野 人間と生活」広島大学大学院医系科学研究科の下江宰司先生、「専門分野 実習と演習」明倫短期大学歯科技工学科の飛田滋先生。

 シンポジウムIIIでは、大阪歯科大学の末瀬一彦先生、昭和大学の赤川安正先生を座長に「歯科技工業の業務モデルの現状と将来」をメインテーマに4名のシンポジストがご講演されました。演題及び演者は以下の通りとなっております。
「歯科保健医療と歯科技工士をとりまく現状」厚生労働省の堀義明先生、「歯科技工業の現状」広島大学大学院医系科学研究科の田地豪先生、「歯科技工士の職務満足度について」東京理科大学薬学部の堀口逸子先生、「歯科技工所における契約の現状と契約書式案」小畑法律事務所の小畑真先生。

 シンポジウムIVでは、東海・北信越支部 モリノ歯科技工所の森野隆先生を座長に「義歯「温故知新」木床義歯からCAD/CAM 義歯まで」をメインテーマに2名のシンポジストがご講演されました。演題及び演者は以下の通りとなっております。
「義歯製作の客観的ガイドラインとCAD/CAM デンチャー」佐藤補綴研究室の佐藤幸司先生、「顎機能に調和した咬合構成をめざして」星デンタルラボラトリーの星久雄先生。

 認定士・専門歯科技工士講習会は、関東支部 バイテック・グローバル・ジャパンの安江透先生を座長に、東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科の高橋英和先生が「CAD/CAM 用歯科材料 ―切削用材料と3Dプリンター―」という演題にて講演されました。

 ポスター発表においては、弊社研究員・白木啓太より「リチウムシリケートガラスセラミックスの曲げ強度および微細構造」を勝又淳友より「新規シェイカー練和型超硬質石こうの物性評価」を、また株式会社ジーシーデンタルプロダクツ・坂野美栄より「新規パターン用レジンにおける焼却性評価」をそれぞれ発表させていただきました。


石川県地場産業振興センター

メイン会場

ポスター会場

展示会場