「日本歯科理工学会 令和元年度秋期第74回学術講演会」が開催されました

 10月5日(土)・6日(日)の両日にわたり、長崎大学文教キャンパス 中部講堂にて「日本歯科理工学会 令和元年度秋期第74回学術講演会」が開催され、多くの方の参加登録がありました。
学術講演会は、特別講演1題、ランチョンセミナー1題、シンポジウム1題、口頭発表14題、ポスター発表71題他が行われました。
大会長は、長崎大学大学院医歯薬学総合研究科生体材料学分野 教授の渡邊郁哉先生でした。

 特別講演では、大会長の渡邊郁哉教授を座長に、長崎大学 教授の山本郁夫先生より「医工連携の取組みとロボット技術の未来」の演題にてご講演がありました。
 ランチョンセミナーおよびDental Materials Adviser/ Senior Adviser 特別セミナーでは、日本大学歯学部歯科理工学講座 教授の米山隆之先生を座長に、神奈川歯科大学大学院歯学研究科口腔科学講座クリニカル・バイオマテリアル学分野 教授の二瓶智太郎先生より「Optical Coherence Tomography (OCT) の可能性」の演題にてご講演がありました。
 シンポジウムおよびDental Materials Adviser/ Senior Adviser 特別セミナーでは、「先端技術・材料にフォーカスした矯正歯科治療のさらなる可能性を探る!」をメインテーマとして、4名の講師による講演がありました。演題及び講師は以下の通りとなっております。
 北海道医療大学歯学部歯科矯正学分野 教授の飯嶋雅弘先生より「歯科矯正材料の近年の進化と未来展望」の演題にて、日本大学歯学部歯科放射線学講座 教授の新井嘉則先生より「小照射野・高解像力歯科用CT装置の開発から矯正領域への応用・展開」の演題にて、九州工業大学大学院工学研究院物質工学研究系 准教授の横山賢一先生より「歯列矯正用Ni-Ti超弾性合金線の口腔内における材質劣化とその対策」の演題にて、モデレーターの日本大学松戸歯学部歯科生体材料学講座 准教授の谷本安浩先生より「矯正歯科領域における材料開発とオープンイノベーション」の演題にて、それぞれご講演されました。

 ポスター発表においては、弊社研究員・森俊樹より「コンポジットレジンの光学特性が硬化深度に及ぼす影響」を、山本浩嗣より「焼成不要な新規CAD/CAM 用ガラスセラミックブロックの機械的特性と微細構造」を、秋月智大より「新規パターン用レジンにおける寸法安定性評価」を、石塚創より「ウサギ大腿骨へ埋埴したサイトランスグラニュールの早期骨形成および吸収性に関する評価」を、それぞれ発表させていただきました。

 展示ブースでは、国内初のインプラント適用が認められた、炭酸アパタイトを主成分とする骨補填材「サイトランス グラニュール」、イオン放出型2液性歯面塗布材「ケアダインシールド」、イオン放出型充填用材料「ケアダインレストア」、咀嚼機能検査器「グルコセンサーGS–II」、ナノハイブリッド充填用コンポジットレジン「グレースフイルシリーズ」、CAD/CAM用高靭性ハイブリッドブロック「セラスマート270/300」、歯科接着用レジンセメント「ジーセムONEneo」等、様々な製品の展示を行いました。

 なお、次回大会は、2020年4月18日(土)・19日(日)に松本歯科大学にて開催される予定です。
大会長は、松本歯科大学歯学部 歯科補綴学講座 教授の黒岩昭弘先生です。


長崎大学文教キャンパス 中部講堂

会場入口

講演会場・大会長挨拶

ポスター会場

懇親会・企業賞表彰式

展示ブース