「第37回日本接着歯学会学術大会」が開催されました

 11月10日(土)・11日(日)の両日にわたり、日本歯科大学新潟生命歯学部講堂・アイヴイホールにて「第37回日本接着歯学会学術大会」が開催され、多くの方の参加登録がありました。
 学術講演会は、「接着を活かした修復治療はどこまで可能か?」をテーマに、特別講演、シンポジウム2題、口頭発表14題、ポスター発表44題他が行われました。
 大会長は、日本歯科大学新潟生命歯学部歯科保存学第2講座の、新海航一教授でした。

 特別講演は、大会長の新海航一教授を座長に、日本大学松戸歯学部歯科生体材料学講座の西山典宏教授より、「市販ワンステップボンディング材の歯質脱灰能および歯質接着性」という演題にてご講演いただきました。

 シンポジウム1は、愛知学院大学歯学部保存修復学講座特殊診療科の冨士谷盛興教授を座長に、「直接法における接着修復の限界を探る」をメインテーマとして開催されました。
演題及び演者は以下の通りとなっております。
「基礎的研究からの歯質接着耐久性について」:日本大学歯学部保存学教室修復学講座の髙見澤俊樹准教授、「直接法コンポジットレジン修復における「MI」と「審美性」の両立を目指して」:静岡県・田代歯科医院院長の田代浩史先生、「長期臨床経過からコンポジットレジン修復を考える」:神奈川県・秋本歯科診療所院長の秋本尚武先生。

 シンポジウム2は、東京都・坪田デンタルクリニックの坪田有史院長を座長に、「間接法における接着修復の限界を探る」をメインテーマとして行われました。
演題及び演者は以下の通りとなっております。
「審美修復治療における予知性の再考」:大阪府・むとべデンタルクリニック院長の六人部慶彦先生、「表面・界面の科学~支台歯と補綴装置の間で~」:大阪大学大学院歯学研究科クラウンブリッジ補綴学分野の峯篤史先生、「技工サイドで気をつける接着知識」:千葉県・有限会社 協和デンタル・ラボラトリー代表取締役の木村健二先生。

 展示ブースでは、ナノハイブリッド充填用コンポジットレジン「グレースフィルシリーズ」、接着性レジンセメント「ジーセムONE」、歯冠用高強度硬質レジン/歯冠用グラスファイバー「エクスペリア」、歯科切削加工用レジン材料「セラスマート270/300」、多目的光重合型1液性ボンディング材「G-プレミオボンド」、咀嚼能力検査装置「グルコセンサーGS-II」等、新製品をはじめ、様々な製品の展示を行いました。

 尚、次回第38回日本接着歯学会学術大会は、2019年9月28日(土)・29日(日)に、愛知県産業労働センター(ウインクあいち)にて開催される予定です。
大会長は、愛知学院大学歯学部保存修復学講座特殊診療科の、冨士谷盛興教授です。


日本歯科大学新潟生命歯学部

日本歯科大学新潟生命歯学部

メイン会場

メイン会場

ポスター会場

ポスター会場

展示会場・GCブース

展示会場・GCブース