第2回「高齢者のための口腔保健」会議が開催されました

 高齢者のための口腔保健(OHAP:Oral Health of Ageing Populations)第2回会議(ワークショップ)が6月1日と2日にスイスのルツェルンで開催されました。OHAPパートナーシップとは、FDIと株式会社ジーシーが共同で立ち上げたもので、高齢者に対する口腔疾患の予防と治療の研究の機会、並びに高齢社会の口腔保健の調査の必要性への関心を高めることなどを目的に取り組まれております。

 2016年5月にルツェルンで開催された第1回会議からFDIはInternational Dental Journal(IDJ)の特別号(2017年10月)を発行しており、そのワークショップで発表されたプレゼンテーションがまとめられたものとなっております。FDIは「生涯にわたる口腔健康」をその政策声明として採択しており、2016年の世界歯科会議では「高齢化社会に対する口腔健康」、2017年は「高齢者の口腔健康改善のための臨床戦略」をテーマとしてシンポジウムを開催し、成功をおさめられております。

 OHAPのタスクチームは、ルツェルンの 第2回会議で決定された戦略およびロードマップの提唱に引き続き取り組んでおり、その結果は2018年9月にブエノスアイレスで開催されるFDIの世界歯科会議で披露されることになっております。

 ジーシーは今後も高齢者の口腔保健問題への対応に積極的に貢献いたしますとともに、我々のVisionである「健康長寿社会に貢献する世界一の歯科企業への挑戦」の達成にグループ一丸となって努力して参ります。


中尾会長(中央左)とFDIの皆様

中尾会長(中央左)とFDIの皆様