オフィスホワイトニング製品について
- Q1.▶
対象歯を教えてください。
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A1.▷
変色歯です。
根未完成歯(幼若永久歯)や乳歯などには使用できません。
詳しくは電子添文の【禁忌・禁止等】,[使用目的又は効果に関連する使用上の注意]をご確認ください。
- Q2.▶
ティオン オフィスの禁忌・禁止事項を教えてください。
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A2.▷以下の患者には本品を使用しないこと。
妊娠中の患者
無カタラーゼ症の患者(過酸化物を分解できない)
メタクリレート系ポリマー、メタクリレート系モノマー、エタノールに対する発疹、皮膚炎などの過敏症の既往歴、アルコールに対しアレルギーのある患者
軽度でも気管支炎及び喘息の患者
光線過敏症の患者
以下の歯には本品を使用しないこと。う蝕のある歯
知覚過敏を有する歯
象牙質露出が認められる歯
歯根露出が認められる歯
歯冠修復物が不適合な部分のある歯
本品を用いてウォーキングブリーチ法を行わないこと。 臨床試験時に歯肉の白化が15%程度観察されたため、漂白処置は歯頸部歯肉が完全にカバーされていない状態(歯肉保護レジンは0.5mm程度歯にかかるように築盛する)では行わないこと。(第3版)
- Q3.▶
使用期限を教えてください。
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A3.▷
包装箱に記載の使用期限までにご使用ください。未開封の状態で製造より1.5年です。
例

混合後のオフィスホワイトニング材はシリンジからディスポーザブルファイバー付きチップを取り外してキャップで密閉し、冷蔵保管で28日以内は使用することができます。
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Q4.▶
後戻りの原因は何ですか?また、対処法はありますか?
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A4.▷
飲食物に含まれる色素などにより、徐々にではありますが色の後戻りが起こります。
対処方法はタッチアップ(再ホワイトニング)をお勧めします。また、定期的なクリーニングやルシェロ 歯みがきペースト ホワイトのような着色やヤニを除去する効果のある歯みがきペーストを使用することで後戻りを遅らせることできます。
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Q5.▶
一回の処置で、どのくらい白くなりますか?
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A5.▷
漂白前後の歯の色をVITAクラシカルシェードガイドを用いて明度差を評価した結果、大半は3シェード以上改善されました。残りは1~3シェード改善されました。詳しくは電子添文の【臨床成績】をご確認ください。
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Q6.▶
どの範囲の歯肉に対して、歯肉保護レジンを使用すればよいですか?また、注意点はありますか?
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A6.▷
オフィスホワイトニング材が付着する可能性のある歯肉部分全体に対して、歯肉保護レジンを使用してください。
オフィスホワイトニング材が歯肉に付着しないように、歯にも0.5 ㎜程度かかるように保護してください。
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Q7.▶
漂白時の光照射の際、どのような光照射器が使用できますか?
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A7.▷
380 nm よりも短波長側の光を出力せずに380~520 nmの範囲に有効波長を出力する、歯面漂白用加熱装置もしくは歯科重合用光照射器(コンポジットレジン重合用の光照射器)が使用できます。
【歯面漂白用加熱装置をご使用の場合】単位面積あたりに受ける放射エネルギー(放射照度×照射時間)が300~840mW/cm²となるように照射時間を6~12分に設定できるかご確認ください。
歯面漂白用加熱装置
【歯科重合用光照射器(コンポジットレジン重合用の光照射器)をご使用の場合】
販売名:ティオンライト(13B1X00155000312)
販売名:コスモブルー(13B1X00155000178)
販売名:ブリリカビアンコ(14B2X00036000008)
光強度が1500 mW/cm²以下であることをご確認ください。
歯科重合用光照射器
販売名:G-ライト プリマⅡ(13B1X00155000203)一部の高出力LED光照射器やプラズマアークタイプの照射器等の光強度が調整できない機種は、
歯髄壊死を起こす可能性があるため、ご使用前に必ず条件をご確認ください。(フリッポはご使用いただけません。)
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Q8.▶
歯肉保護レジンの使用方法を教えてください
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A8.▷歯頸部及び歯肉をエアーブローにて充分に乾燥させてください 歯肉保護レジンを歯頸部に盛り上げてください。このとき、歯間部に歯肉保護レジンが入り込まないように注意します。 また、オフィスホワイトニング材が歯肉に付着するのを防ぐために、歯肉保護レジンは0.5mm 程度歯にかかるように築盛してください。 歯科重合用光照射器(コンポジットレジン重合用の光照射器)を用いて、参考照射時間を目安に照射を行ってください。
※参考照射時間 ハロゲンランプ※1 : 20 秒 /3歯分 キセノンランプ※2 : 9 秒 /3歯分 LED※3 : 15 秒 /3歯分 ジーシー社製以外のLED採用照射器を使用する場合には、ハロゲンランプの光照射時間を参考にして照射してください。
歯肉保護レジンから露出してしまっている歯頸部の歯肉がないか、確認してください。
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Q9.▶
ホワイトニング後の飲食物の制限は必要ですか?
- A9.▷
ホワイトニング後 24時間以内は、色の濃い飲食物(コーヒー、カレー、赤ワイン等)、酸性度の高い飲食物(炭酸飲料等)の摂取及び喫煙はさけるようにしてください。
これは、ホワイトニング直後の歯面にはペリクルが存在しないために、色素が沈着しやすく、酸による脱灰も起きやすい環境であるためです。
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Q10.▶
ティオン オフィスのセットは何歯分の処置ができますか?
- A10.▷
上下顎前歯部12本を中心に3回の処置ができる量になっています。