イニシャル LiSi(リジ)ブロック テクノロジーブック
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21IOSで印象採得を行い、研磨のみで補綴装置を仕上げる場合、3Dプリンタなどで模型を製作しないかぎり、模型が無い状態で作業を進めることとなる。そういった場合、CADデザインで決定したマージンやバイトを崩さないように研磨を最小限にする必要があり、ポイントの種類や補綴装置に当てるポイントの方向に配慮する必要がある。マイジンガー ポリッシャー(FP9771M)で研磨を行う。この際、マージンを巻き込まないよう回転方向に注意する。吉木 雄一朗(よしき ゆういちろう)愛知県 医療法人社団 デンタルハート Y'sデンタルクリニックマイジンガー ポリッシャー(FP9771C)で艶出し研磨を行う。さらに艶を出したい時には、グラディア ダイヤモンドポリッシャーで最終艶出しを行う。鬼頭 寛之(きとう ひろゆき)愛知県 CURA ESTHETIC DENTAL CENTER 歯科技工士1-10 二ケイ酸リチウムガラスセラミックス用のポイント(マイジンガー ポリッシャー FPDPO05)で研磨を行う。1-11 試適時の状態(研磨のみで仕上げ)。内面にトライインペーストを介在させているが、後のステイン、グレーズ仕上げと比較すると色調的には劣るものの、ある程度の完成度を求めることは可能となる。1-12 装着後の状態(ステイン・グレーズ仕上げ)。研磨仕上げと同じブロックを使用しているものの、ステインでカラーリングを行っているため、色調的に馴染んでいることがわかる。ワンポイント研磨のみにて完成させる場合歯科医師略歴・所属団体◎2005年 日本歯科大学歯学部卒業。2005年 医療法人鉄焦会 亀田総合病院勤務。2008年 吉木デンタルクリニック勤務。2009年 Y'sデンタルクリニック開院日本臨床歯科医学会名古屋支部理事/日本顎□合学会認定医/日本口腔インプラント学会略歴・所属団体◎2001年 名古屋デンタル技工士学院(当時)卒業。2003年 大阪セラミックトレーニングセンター卒業。2012年 CURA ESTHETIC DENTAL CENTER 開業GC initial インストラクター/日技認定講師

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