1-1 シェードテイキング。VITAクラシカルシェードガイドA2よりやや明度が低く、彩度が高いことがわかる。1-4 レストカット。マテリアルに強度があるとはいえ、局所的に熱を加えるとクラックが入る恐れがあるため、注水下か水分を含ませたティッシュなどで補綴装置を保護しながら、最終外形から1~1.5mmほど離れたところからカットする(マイジンガー ダイヤモンドディスク DM915DF)。1-7 補綴装置に付着した油脂分を除去するため、アセトンを用いて10分間超音波洗浄する。油脂分を除去することで、ステイン材の馴染みがよくなる。2034歳女性主訴:右下の金属の詰め物が外れた。長持ちするように治療したい。1-2 IOSにて印象採得し、データを歯科技工所へ送り、ラボサイドで設計している状態。1-5 レストカット同様、クラックを防止するため、注水下にてレスト痕の除去を行う(マイジンガー アブレーシブポイント AM9735G)。1-8 イニシャル スペクトラムステインによるカラーリング。ベース色にSPS-7、透明感を表現するのにSPS-13、小窩裂溝にはSPS-9を使用した。色が重なる場合は2度に分けてステイニングを行う。1-3 HT-A3のブロックを選択し、加工後の状態。イニシャル LiSiブロックは完全焼結したブロックを加工する。加工後は補綴装置に艶がないため不透明に見えるが、透過光では程よく透明性があり、オパール効果も確認できる。1-6 加工機では不十分な溝の深さを、ハンドピースエンジンを使いラウンドバー1/4(20,000回転以下)で強調する。ただし、補綴装置の厚みが薄くなると口腔内装着後、破折などのトラブルを招く恐れがあるので注意する。1-9 グレーズ材の塗布。スペクトラムステインGL+スペクトラムステインリキッドにて練和し、ハチミツくらいの粘度になるようにする。決定したバイト、コンタクトなどを変えないよう必要最小限にて塗布を行う。症例SPS-7SPS-13SPS-9
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