イニシャル LiSi(リジ)ブロック テクノロジーブック
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図3 CAD/CAMで製作されるインレーの厚み図7 RS1ffによる仕上げ15図4 窩底はラウンドショルダーのバー(RS1やBR5)で、丸く、さらにできるだけ平坦な窩底に形成する図5 スムースカットRS1(ジーシー)ショルダー形成凸凹の窩底ラウンドショルダー形成RS1BR5平坦な窩底図6 BR5にて側壁形成また、修復物の幅が狭い場合や窩洞の深さが浅い場合には、加工中にインレーが破損する可能性があるため、窩洞形成において、形成の厚み、深さは最低1.0mm以上、また、歯肉側壁も1.0mm以上必要である。さらに、窩洞のテーパーが6°以下の場合、試適や装着が難しくなる可能性がある(図3)。本症例では、インレー窩洞が深いため、BR5を使用して丸くさらにできるだけ平坦な窩底に形成した(図4~7) 。窩洞が深い場合、バーは長めのラウンドショルダーBR6が便利である。基本的にはRS1で窩洞形成後、RS1ffで仕上げを行い、外開きの隅角部の形成にはRS2とその仕上げにRS2ffを用いることで、ほぼすべての症例に対応可能である。

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