2121 CAD/CAMインレー製作の際の「光学印象」と「光学印象歯科技工士連携加算」が算定できるようになりました。 光学印象とは、デジタル印象採得装置(口腔内スキャナー, IOS=Intra Oral Scanner)によって口腔内の形態をデジタル情報として採得するものです。装置の性能向上により、現在では上下全顎歯列の咬合状態を含めたフルカラーの高精度三次元情報を、短時間で取得できるようになりました。 旧来の印象材料やトレーを用いた印象採得とは異なり、患者の苦痛軽減、感染防止になるほか、即日処置が可能になるなど、多くのメリットがあります。とりわけCAD/CAMインレーの製作においては、口腔内スキャナーによる印象採得は重要な構成要素となっています。口腔内スキャナーは我が国ではすでに約10%の歯科医院で導入されているとみられ、導入例は年々増加傾向にあります。 こうした状況をふまえ、デジタル印象採得装置を用いて、窩洞を直接印象採得・咬合採得した場合の評価が新設されることとなりました。100点50点(新)光学印象(1歯につき)光学印象歯科技工士連携加算新設「光学印象」の保険適用Ⅰ
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