3点曲げ強さ2ⅡⅣジーシー研究所 データ日本の補綴治療を大きく変え、普及しつつあるCAD/CAM冠。長期の使用に耐えうる高い物性が求められるなか、セラスマートシリーズについても、さまざまな検証試験が積み重ねられてきました。その物性の特徴を、データとともに紹介します。245:2020準拠)を行った結果は以下の通りです。一般的にレジンは、口腔内のような水分のある環境では吸水による強度低下の影響が否定できません。そのため、空気中に保管した『ドライ群』と口腔内を模した37℃にて水中に7日間浸漬した『吸水後群』を合わせて評価しました。その結果、各製品共に『ドライ群』に比べて『吸水後群』で3点曲げ強さ自体は低下する傾向にあったものの、それぞれの適応部位に応じた機能区分の基準値をいずれの群でも優に満たす材料であることが確認されました。前歯部CAD/CAM冠用に層構造となっているセラスマートレイヤーに関しては、各層(エナメル層、ミドル層、デンチン層)レイヤー移行部での破断は見られず、またそれぞれの層の7日間の水中浸漬後の強度は同等【08】であると報告されています。DryDryWetDryWetWet240160(MPa)350300250200150100500セラスマートプライムセラスマートセラスマート300Ⅲレイヤー値準基の性物の)Ⅳ()Ⅱ(分区能機機能区分(Ⅲ)の物性の基準値133点曲げ強さセラスマートシリーズの3点曲げ試験(JDMAS テクノロジーに基づいた各物性の特徴
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