はじめに

 SRPを効率的に行う最大のポイントはニュートラルポジションを身に付けた上でツールであるインスツルメントの形状を熟知し“基本どおりに操作する”ことにつきます。
 改めて「基本を学びなおす」というと「いまさら…」とか「特殊な技能や上達する早道はないの?」と思いがちですが、基本が身に付けば必ず的確な操作ができます。効率的なインスツルメンテーションとは、ベーシックスキルを充分に修得することにより、もたらされる技術です。それは、適切に処置ができるだけでなく、操作時間も短縮でき、ひいては患者の負担や私たちの身体にかかるストレスをも軽減することができるのです。

 本誌は、ハイジーンワークを7つのエッセンスにまとめ、歯科衛生士に必要なベーシックスキルとナレッジを再考しました。具体的には、Essence1 のフローチャート左の流れ“スケーリング”を軸にご紹介いたします。皆様の日常業務の参考となれば幸いです。

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インスツルメンテーション 7つの エッセンス


著者:薄井由枝(歯科衛生士)
Yoshie Usui RDH MS PhD

久留米大学病院口腔外科で歯科衛生士勤務を経て渡米。
1996年、東ワシントン大学歯科衛生学部卒業、米国デンタルハイジニスト免許取得。シアトル市の歯科医院に勤務。
1999年、ワシントン大学歯学部大学院口腔生物学部修士課程修了。2000年帰国。
2005年、東京医科歯科大学大学院高齢者歯科学博士課程修了。
現在同講座非常勤講師。

2000年〜都内の歯科医院で非常勤歯科衛生士として勤務する傍ら、研究や教育に携わる。講演、執筆多数GCリレーエッセイ連載中。共著書に『根拠を知ったらうまくいく ! セルフケアの処方箋』(医歯薬出版)、『卒業研究 HAND BOOK』(クインテッセンス出版)など。