手指衛生の基本、見直してみませんか?

感染管理の基本である手指衛生。
医療の現場だけでなく日常の感染対策にも重要です。
患者さん、ご自身、ご家族を守る手指衛生のポイントをご紹介します。

手指衛生

手指衛生は、すべての医療行為の基本であり、感染予防として最も大きな役割を果たします。
手指衛生には、「石けんと流水による手洗い」「擦式アルコール手指消毒薬による手指消毒」の2つの方法があります。

・目に見える汚れが手指にあるときや、食事前、トイレの後は「石けんと流水による手洗い」
・目に見える汚れが手指にないときには「擦式アルコール手指消毒薬による手指消毒」

また、グローブ着用は手指衛生の代用にはなりませんので、外した後は、必ず手指衛生が必要です。

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臨床に活かせる! おさえておきたい感染予防の基本
指導:NPO法人 HAICS研究会 / 歯科衛生士 溝部潤子先生
期間限定・無料公開中 (2020年9月30日まで)
【収載項目】
手指の衛生  個人用防護具  診療環境の衛生  器材の洗浄・消毒・滅菌の流れ  器材の洗浄  器材の消毒  器材の滅菌  ハンドピースの洗浄・消毒・滅菌

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写真で確認!

石けんと流水による手洗い
石けんと流水による手洗い1

手を濡らしてから、液体石けんを必要量手にとります。

石けんと流水による手洗い2

手のひらをこすり合わせて、十分に泡立てます。

石けんと流水による手洗い3

手のひらを合わせて、指の間まで洗います。

石けんと流水による手洗い4

両手の指の先を洗います。

石けんと流水による手洗い5

手の甲に手のひらを合わせて、指の間まで洗います。

石けんと流水による手洗い6

親指を手のひらで包むように指の先まで洗います。

石けんと流水による手洗い7

手首をもう片方の手で包み、ねじり洗いをします。

石けんと流水による手洗い8

流水で十分にすすぎ、ペーパータオルで完全に水分を拭き取ります。


擦式アルコール手指消毒薬による手指消毒
速乾性擦式アルコール製剤による手指消毒1

消毒する範囲が15秒以内に乾かない十分量のアルコールを手にとります。

速乾性擦式アルコール製剤による手指消毒2

手のひらを丸めて液をため、指先をアルコールに浸します。

速乾性擦式アルコール製剤による手指消毒3

反対の指先も同様に浸します。

速乾性擦式アルコール製剤による手指消毒4

手のひらを合わせて指の先まで擦りこみます。

速乾性擦式アルコール製剤による手指消毒5

さらに指の間にもよく擦りこみます。

速乾性擦式アルコール製剤による手指消毒6

手の甲に手のひらを合わせて、指の間に擦りこみます。

速乾性擦式アルコール製剤による手指消毒7

親指を手のひらで包むように擦りこみます。

速乾性擦式アルコール製剤による手指消毒8

手首をもう片方の手で包み、ねじるように擦りこみます。



手指衛生に関するQ&A

  • グローブをしたまま手洗いや手指消毒をしても大丈夫ですか?
  • グローブをしたままでの手洗いや手指消毒では、微生物を確実に除去することはできません。また、石けんや消毒薬の刺激によりグローブが劣化し、微細な穿孔などを生じ、手指衛生が保たれなくなります。
  • 手袋の交換のタイミングはいつですか?
  • 患者ごと、汚染したとき、破れたときに交換します。カルテやX線機器、モニターなどに触れる場合は手袋を外し、再度処置する場合は新しい手袋を着用します。
  • グローブを外したときに手洗いは必要ですか?
  • グローブを着用することは、汚染を最小限にすることができますが、着用中に起こる手袋の破損や外す際に汚染する可能性があります。グローブを外した後は必ず手指衛生が必要です。

出典:NPO法人 HAICS研究会 監修「歯科診療における院内感染対策 歯科医療器材の洗浄・消毒・滅菌ガイドブック(第2版)」



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