【体験版】成功と失敗をわける 再根管治療における“選択”のポイント
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レストラビリティー不良または歯根破折抜歯失敗根管治療不可能外科的歯内療法見逃し根管の有無歯冠側からの細菌漏洩根管内アクセスに伴う歯質削除量レストラビリティー歯周病の有無術者のスキルと治療環境不十分患者の心理患者の経済状況X線診査,臨床評価根管治療可能再補綴必要検討非外科的再治療図1 再根管治療における意思決定(Friedman 1986を改変) 2)評価ありありなし非外科的再治療非外科的再治療外科的歯内療法多い外科的歯内療法不良重度外科的歯内療法または抜歯抜歯治療介入しない,または歯内療法専門医に紹介非協力的,不安定治療介入しない,または歯内療法専門医に紹介困難治療介入しない成功不良根管充塡の質再補綴不必要経過観察検討する治療良好治療必要なし表2 再根管治療介入時に考慮すべき事項5既根管治療歯に対して治療介入を行う場合,❶非外科的再治療,❷外科的歯内療法,❸抜歯,❹経過観察の4つの治療法が考えられます.図1のフローチャートに示すように,既根管治療歯の状態を評価しながら再治療における意思決定を行っていきます.実際にはこれに加え,歯周病の有無,患者さんの心理や経済的な問題などを十分に考慮し,最も良いと思われる治療法を選択する必要があります(表2).❶~❹の治療法を選択する際の要件を詳しくみていきましょう.既根管治療歯

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