求められる結果機能訓練▼×3口腔習癖(問題のある機能)指しゃぶり機能訓練歯列不正・不正咬合2歳6カ月なくなると……3歳9カ月矯正治療悪循環 たとえば,2歳半を過ぎても指しゃぶりという問題のある機能(動作)があると,開咬になり,歯列はV字型に変形してしまいますが,指しゃぶりが解消すると,速やかに歯列・咬合は改善します.このように,機能と形態は相関関係があります. 問題のある機能である「口腔習癖」があると,歯列・咬合などに「形態の問題」が生じます.主に患者さんの主訴となる形態の問題を矯正治療で治しても,原因である口腔習癖が解消していなければ,再び同じような形態の問題が発生します.口腔習癖が原因と考えられる歯列・咬合などの形態の問題に対しては,まず機能を回復させる「機能訓練」を行い,原因を除去することで,形態の改善を促す必要があります.矯正治療は行うとしても,機能訓練の補助として併用して行う必要があります.まさに「急がばまわれ」ですね.指しゃぶりが(主訴)あくまで重要なのは正常な機能口腔習癖(原因)機能が形態も良くする急がばまわれ!!機能訓練で口腔習癖を改善し,悪い循環を断ち切る.正常な形態形態の問題は補助的にすすめる口腔習癖(問題のある機能)が形態に及ぼす影響口腔習癖を改善するための機能訓練が必要
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