Product development secret story
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むし歯の穴をふさいだり、かぶせたり…。 口のトラブルでまっ先に思い浮かぶのが、むし歯(う蝕)。お口の中の細菌が酸を出して歯を溶かしてしまう現象であり、治療をしない限り進行を止められません。軽度なむし歯は削った上で詰めもの(インレー)をしたり、さらに大きなむし歯には被せもの(クラウン)を装着する治療を行います。そこで活躍しているのが、「歯科用セメント」。 詰めものや被せものを歯質(エナメル質・象牙質)に固定する接着剤となるのが、歯科用セメントです。お口の中は唾液歯科用セメントの大本命が、「グラスアイオノマー」。 歯科用セメントは、リン酸亜鉛セメントを材料として1878年(明治11年)に誕生しました。長い歩みの中で歯医者さんがもっと使いやすく、患者さんがもっと安心できる材料の追求によって、1970年代に登場したのが「グラスアイオノマーセメント」です。 グラスアイオノマーのココがすごい!歯にぴたっとガチッと!グラスアイオノマーセメントの成分は歯の中のカルシウム(Ca)と反応し、歯質と化学的に接着します。だから、ずっと使っても外れることなく安心。人体に優しい!人の体は異物が混入すると、それを排除しようとします。歯の治療に使う材料も生体にとっては異物。グ歯医者さんはお口の中で何をしてるのむし歯治療のその時はじめにクラウンインレー2

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