活動報告5

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活動報告5 多様な人材活用と働きやすい職場づくり

働きやすい職場づくり

ジーシーでは、経営管理手法の中核を担うGQM活動の3本柱の一つに「社員満足の向上」を掲げています。
社員満足の向上を図る一つの手段として「働きがいのある職場づくり」を行っており、さまざまな人材が安心して働き活躍できる環境を整えています。

社員満足度調査の実施

日本経済新聞社が毎年実施している「働きやすい会社」調査では、重視されている項目として、「有給休暇の取りやすさ」「実労働時間の適正さ」があげられています。ジーシーでも毎年社員満足度調査を実施し、社員の考え方の傾向、要望、不満を吸い上げています。「教育を受ける機会に恵まれている」「自社を肉親や知人に誇れる」「自身の配属先」「自分の判断で仕事を進められる」「雇用の安定」「勤務地・異動」「製品とサービスへの信頼性」などの項目について、高い満足度を示しています。 結果はトップを含め役員全員が共有し、不満な点に関しては改善に努めるとともに、翌年度方針の施策に取り入れています。

「なかま」の安全と健康

安全であることは、職場環境の必須条件です。ジーシーの本郷(GC Corporate Center)と板橋(GC R&D センター)では、会社側と組合から委員を選出し、月1回安全衛生委員会を開催して、課題を話し合っています。安全衛生週間と労働安全週間には、職場巡回を実施して職場の安全と衛生維持に努めています。
また健康については、40歳以上の社員には5年ごとの人間ドックの受診を勧めており、通常の年1回の健康診断(35歳以上は生活習慣病健診)の結果にもとづいて、要2次検査者のフォローも100%をめざしています。今後は生活習慣病予防のアドバイスなどを展開し、要2次検査者ゼロをめざします。

メンタルヘルスケアの充実

ジーシーでは外部機関と提携し、面談や電話での相談を無料で提供しています。本人だけでなく家族も利用でき、さまざまな相談がなされています。近年はストレスを感じて健康を損なう社員も出てきているので、今後はより充実したサービスを提供し、メンタルヘルスケアの充実を図っていきます。
また、社会に出て間もない新入社員や若手社員へのメンタルサポートとして、人事部の担当者がインタビューを行い不安や疑問を取り除くようにしています。年4回の上司との個人面談の結果で気になる社員がいれば、人事部から再度面談を実施し、不安を軽減するようにしています。海外のグループ企業もメンタルヘルスケアに積極的に取り組んでいます。GC ヨーロッパでは、安全で健康的かつ生産的な職場環境の維持のために、IDEWEによる健康診断や健康サポート、ワークグループ・ストレスやその他精神的・社会的ケア、CPBW会議、OHSAS、5S、火災保険監査などの実施、事前リスクの分析・評価などを推進しています。

仕事と育児・介護の両立支援

ジーシーでは、介護・育児へのケアなど、休職中・復職後も安心して働ける環境を整えています。ジーシーの育児休暇制度は子どもが2歳になるまで取得でき、法で定める期間よりも長く育児に専念することができます。また、育児期間中は国からの補助に加え、会社からも支援金を支給する独自の支援を行っています。これらの制度やフレックスタイム制度を利用して、育児および介護と仕事を両立する「なかま」も年々増加しています。育児休暇制度は海外でもすっかり定着しており、GCアメリカでは従業員全員が育児休暇後に復帰しています。GCコリアでは、育児休暇後の復帰・定着率は100%です。ジーシーは、今後は多様化する育児や介護のスタイルに合わせた両立支援を進め、「なかま」のワークライフバランスのさらなる充実に取り組んでいきます。

福利厚生制度

すべての「なかま」が健康でゆとりのある生活を送ることができるように、さまざまな福利厚生制度を導入しています。また、2007年に制度全体をデータべース化し、制度や施設の周知と利用促進を図っています。

[ リフレッシュ休暇制度 ]

勤続年数10年ごとに休暇を取得する制度で、企業品質の向上やゆとりの創造、個人と職場の活性化につながっています。1991年の導入以来、2017年度までに90%の「なかま」が取得しています。

[ 中尾勤労報奨金制度 ]

会社の利益配分の一部を株主だけでなく「なかま」にも支給するもので、創業者である中尾清前会長の思想を受け継ぎ1946年から続く制度です。役員を除く「なかま」に対して、賞与とは別に毎年2月に支給しています。

[ 褒称制度 ]

「なかま」の働く意欲と情熱を称え、感謝の気持ちを表すために1995年にスタートしました。あえて「褒称」とし、さまざまな職種、できるだけ多くの「なかま」が該当するように14種類の賞を設けています。毎月の朝・昼礼会では、顧客担当アソシエイト賞、努力賞を表彰しています。また、特に顕著な業績を残した「なかま」に対しては、毎年2月の創業記念式典で、功績賞、発明特許賞等を授与。2017年度は43件、185名の個人・グループに賞状と記念品を贈呈しました。

[ カフェテリアプラン ]

複数の福利厚生メニューから、自分のニーズに合わせて必要なメニューを選択して利用する制度です。保険、貯蓄、住宅、自己啓発、保養所など49種類のメニュー(2017年度)から、各自の持ち点の範囲内で組み合わせて利用。近年は、自己研鑽や啓発メニューの充実を図り、「なかま」の自立意識の確立に役立てています。

[ GCアメリカ−確定拠出型退職金制度 ]

GCアメリカでは、確定給付型年金制度を設けていませんが、確定拠出型退職金制度は継続しています。将来の責務に関しては、第三機関の保険数理士グループによる評価が毎年実施され、財務報告書に記載しています。

労使関係

ジーシーでは、戦後いち早く労働組合に代わる「社内業務委員会」が設立され、1955年には「而至化学労働組合」が結成されました。上部団体を持たない単一組合となり、設立当初から現在まで良好な関係が保たれています。
団体交渉は春の賃上げ、夏・冬の賞与と主に3度行っており、「なかま」との対話を重視しています。また、労使共同で解決すべき課題があるときは、別途労使協議会を開催し速やかな解決をめざしています。毎年夏には労使共催でお祭も開催し、組合員・非組合員を問わず親睦を深めています。

家族でハワイを満喫したリフレッシュ休暇。

材料製造部
加藤 克人

勤続10年のリフレッシュ休暇は家族でハワイ旅行に行きました。私は単身赴任をしていて、普段はなかなか家族とゆっくりするのが難しいのですが、リフレッシュ休暇中は家族そろって楽しい時間をたっぷりと過ごすことができました。ハワイの海ではウミガメと一緒に泳ぐこともでき、家族の貴重な思い出となりました。日常と離れた環境で息子と思いっきり一緒に遊び、彼の成長を感じることもできました。勤続10年の節目の年に、まとまった時間を仕事から離れて過ごすことで、自分自身を客観的に見直す貴重な経験となりました。

従業員の傷害状況

GCアメリカでは、OSHA(国際安全衛生センター)に基づき労働安全衛生を推進し、労働災害の発生件数や種類などをデータベース化しています。

人権保護の取り組み

ジーシーグループは、人権の保護にグローバルに取り組んでいます。特に、多民族社会のアメリカでは人権への取り組みを重視しており、GCアメリカでは管理職全員に順守事項の研修を実施しています。差別的な出来事はこれまで確認されず、先住民の権利侵害に関する苦情を受けた事例もありません。
児童労働や強制労働に対するチェック体制も構築しており、採用希望者は年齢および米国内での就労資格を記載した書類の提出が必須となっています。また、採用にあたっては、連邦政府を介した身元照会を行い、児童労働や強制労働、人権に関するリスクに対処しています。