続・いま一番確実な接着～研究と臨床を語る～

• Bonding Dental Ceramics

  歯科用セラミックを接着する技術により、臨床家はより保存的な歯の形成を行うことができる。歯科用セラミックにはさまざまな種類（ジルコニア、二ケイ酸リチウム、陶材、ハイブリッドレジンなど）が存在するため、それぞれに対して正しいプロトコルを決定することは困難な場合がある。本講義は、セラミックを接着する過程を簡易化し、あらゆるタイプの歯科用セラミックを接着するために使用できるプロトコルを臨床家に提供することを目的とする。 接着手順の各詳細は、UAB（アラバマ大学バーミンガム校）歯学部で実施された研究に基づいている。

  Review the indications for bonding dental ceramics Describe the protocol for roughening, cleaning and priming zirconia and lithium disilicate Classify the types of cements used for adhesive bonding

  Zirconia，Lithium Disilicate，Resin Cement，Resin Modified Glass Ionomer Cement，Crowns，Biomaterials，Research

  LAWSON, Nathaniel C. 先生

  University of Alabama at Birmingham School of Dentistry

  

• Material Selection and Clinical Cases of Direct Restorations

  コンポジットレジンとともに、接着システムの開発と改良は修復治療における大きな進歩に貢献しています。接着システムを応用したコンポジットレジン修復システムは、これまでのメタル修復に代わり，審美性に富む歯冠色修復を可能としています。天然歯の物理的特性を模した歯冠色修復材料を適切に選択し、適切な修復テクニックを用いることで、 審美的な修復操作を行うことができます。 特に最新の接着技術の進歩としては、多様な被着体への接着性を有するユニバーサルアドヒーシブの開発です。本講演では，歯科臨床における接着システムの重要性とともに，これを用いた修復処置の臨床におけるテクニックについて解説する予定です。

  中切歯を立体的に見る方法を学ぶ 審美性を得るための実践的、臨床的ポイント 難易度の高い症例の修復技術

  審美分類、前歯部病変、臼歯部病変、コンポジットレジン、臨床手順、歯科における色調

  宮崎 真至 教授

  日本大学

  

• Rationale and Multifactorial Characterization of an Innovative Multi-Step Universal Adhesive for Durable Bonding

  ユニバーサル・アドヒーシブ（UA）は、プライマーと接着性レジンを組み合わせて、臨床でより簡易化された接着手順を可能にする。 「ユニバーサル」とは、応用法の多様性を示し、UAをエッチ・アンド・リンスまたはセルフエッチング・ボンディングとして適用できるようにすると同時に、ガラスフィラーが豊富（シランを介して）、またはガラスフィラーが乏しい（10-MDPを介して） ジルコニアへの接着を可能にする。 短期的には良好な結果を示すが、UAの長期的な接着効果はまだ十分に証明されていない。 UAの欠点の1つは、被膜厚さが非薄なことである。その結果、接着界面を安定させるための重合が不十分のため、水分の収着を促進してしまう可能性がある。本発表は、疎水性と十分な接着性レジン層の必要性により焦点を当て、革新的なUA技術について紹介する。

  To understand the importance of a multi-step universal bonding approach as required for durable bonding To learn the mechanisms of adhesion to tooth tissue of a multi-step universal bonding approach To understand the need of a highly hydrophobic adhesive layer with thick film thickness and low water sorption

  Universal Adhesive，Bonding Technology，Laboratory Research，Bond Strength，Water Sorption，Adhesive Film Thickness，Aging Resistance，Shock Absorbing，Etch-and-rinse，Self-etch

  VAN MEERBEEK, Bart 教授

  University of Leuven