至極の審美修復～生体調和した審美修復とは～

• 究極の審美修復～臼歯部ダイレクトボンディング～

  臼歯ダイレクトボンディングにおいて、歯冠形態を理解し再現・修復することは必要不可欠であることは周知の事実かと思います。また、より良い修復を行うにあたり単層充填・積層充填の選択、ダイレクト・インダイレクトの選択についても重要なファクターとなります。本講演では、究極の審美を目指すために必要なことを前述の部分と併せ構造力学的要素を考慮した窩洞形成にも触れながら講演したいと思います。

  臼歯部の解剖学的形態 臼歯部の内部構造 単層充填と積層充填 構造力学的要素を考慮した窩洞形成 ダイレクトとインダイレクトのボーダーライン

  青島 徹児 先生

  青島デンタルオフィス

  

• Cervical Margin Relocation; From a Different Perspective

  臼歯部の隣接面齲蝕は、歯肉縁下に至ることもあり、間接的な修復が必要な場合、印象採得、スキャン、および接着や合着を複雑にする可能性がある。
  歯頸部マージンを歯冠よりに移動することをサービカル・マージン・エレベーション（CMR）と呼ぶ。これは1998年に初めて提唱され、臨床医の間でよく行われた術式である。歯頸部の深いマージンに少量のコンポジットレジンを追加することで、印象採得と合着の手順を容易にすることを目的とする。ただし、CMRを支持する文献が、特に臨床研究に関しては不足している。本発表では、CMRの進化とその臨床応用手順について説明する。

  Why do we need to elevate the margins? Advantages of CMR How to elevate deep cervical margins? Current literature about CMR Clinical cases with CMR

  KÖKEN, Serhat 先生

  University of Siena

  

• Modern Approach to Aesthetic and Minimally Invasive All Ceramic -How can Digital Dentistry Simplify Complex Protocols in Restorative Dentistry-

  保存修復分野でのデジタル技術の応用は、日常の歯科診療においてスタンダードになりつつある。ただし、ワークフローにおけるこれらの技術の適用は困難であり、時に想定通りにいかないことがある。本講演の目的は、直接・間接法、およびインプラント治療でデジタルワークフローを改善および簡易化して、最適で予測可能な、再現性のある結果を保証するための重要な要因に焦点を当てることである。また、現在のデジタルワークフローをさらに改善及び簡易化し、より困難なケースでも対応できるよう新しいトレンドについても説明していく。

  Minimally invasive aesthetic all-ceramic restorations – The key steps for success and predictable outcomes The use of digital technologies from planning to execution for complex aesthetic rehabilitations The use of 3D printable materials in supporting and simplifying complex digital workflows The restorative management of the worn dentition using a novel digital workflow and injectable composites Restoratively driven VS facially driven digital planning? Is the outcome different?

  MAK, Anthony 先生

  University of Sydney

  

• Bio-Emulation: Histo-Anatomic Analysis and Dynamic Light Observation for Anterior Restorations

  天然歯に近似した審美的修復を実現することは日々の臨床における課題である。最小限の調整で最適な結果を得るには、徹底的なシェード分析が必要である。材料とシェードを選択する際、歯の構造と光の相互作用や適切な組織解剖学的原理を理解することが不可欠である。光散乱、乳白色、および蛍光は、歯の年齢と共に選択基準に組み込まれるべきである。歯科材料で天然歯を模倣するというプロセスの中で、さまざまな照明に対応できる修復物のみが真の成功といえるでしょう。

  Better understanding of optical properties of tissues and materials. Learn advanced photographic techniques for shade analysis. Material selection criteria based on patients age. Learn strategies for avoiding problems in shade selection. Using shade measurements database as a guideline for color selection.

  TAPIA-GUADIX, Javier 先生

  European University of Madrid