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Smile for the World ~Beyond the Century~歯科臨床を変えるかもしれない8つの研究

再生治療、予防、機能性材料など、各国の著名な研究者に研究の最前線をお話いただきます。
材料の開発から今後の臨床への展望まで、その時点での最新研究結果をご発表いただくため、今は詳しくお伝えできません...!
未来の臨床を垣間見るセッションです。
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Moderator

江草 宏 教授

東北大学大学院

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Lecturers
  • Current and Future Vision in Digital Dentistry

    デジタルデンティストリーという言葉が歯科界で広く使われるようになってから数年が経過した。口腔内スキャナやCAD/CAMなどのデジタル技術はもはや未来の技術ではなく、これまでとは異なるスキルの習得が急務となっている。世界中の歯学部の教育プログラムにデジタルデンティストリーが追加され、近い将来、多くの歯科医師が歯学部で口腔内スキャナやCAD/CAMのトレーニングを受け、臨床に出る時代がやってくる。本講演では、シエナ大学を例にデジタルデンティストリー教育の現状と課題を紹介し、デジタルデンティストリーの将来展望をお話しする。

    Required education for digital non-native Digital dentistry education at university (education for digital native) Learning curve for IOS and following workflow Future vision for digital dentistry

    Digital dentistry education,Scanner (IOS, Lab scanner),CAD/CAM,3D printing,Learning curve,Digital native and digital non-native

  • Direct Restorative Materials - What Are the Alternatives?

    アマルガムは健康保険から除外されているため、日本では長い間使用されていないが、イギリス、アメリカ、その他いくつかの国では、まだ高い頻度で使用されている。
    2017年に水俣条約が発効したことにより、アマルガムが使用されている国では、歯科用アマルガムの使用を徐々に減らしていく必要がある。ここ10年間で、アマルガムの代替材料が開発され、セルフ・光硬化型バルクフィル・コンポジットレジン、グラスアイオノマーセメント、ガラスハイブリッドなどが導入されてきた。これらのバルクフィル材料のマトリックス、硬化開始剤、粒子サイズ、フィラー量によって機械的特性(収縮応力、曲げ強度、硬度など)にも大きな違いがある。 EquiaやEquia forteなど以外では、5年以上の臨床データがとられた材料はあまりない。臨床では、十分なデータが存在する製品を使用することが推奨される。

    Longevity,Failures,Filling Materials,Bulkfill,Composite Resin,GIC,Glass Hybrid

  • 骨再生のための革新的バイオマテリアル ~生体吸収性二層構造ポリマーメンブレンと今後の展望~

    演者らが開発に携わった新規の生体吸収性二層構造ポリマーメンブレン(サイトランス® エラシールド)が、近年、GBR適応材料として実用化された。本講演では、この新規メンブレンの特性と臨床的有用性について解説するとともに、演者らが現在取り組んでいる抗菌性骨補填材の開発や骨系分化誘導可能な細胞集合体に関する研究を紹介し、これらの革新的バイオマテリルによってもたらされる将来の骨再生医療について展望する

    生体吸収性メンブレン, 合成ポリマー,骨再生, 骨補填材,細胞集合体

  • バイオマテリアル最前線 骨補填材が可能にする新しい再生医療

    修復用材料を始めとする新規材料開発が、これまでの歯科医療の進歩・発展を支えてきた。新規バイオマテリアルがこれからの歯科医療、特に再生医療の分野の進歩に大きく貢献するものと考えられる。本講演では、世界初の炭酸アパタイトを主成分とする骨補填材(サイトランス® グラニュール)について、治験症例の長期的な臨床成績を供覧するとともに、その基礎的なメカニズムに関する基礎研究結果について解説する。さらには、骨補填材を基盤とした新たな再生医療研究を紹介し、新しい再生医療の可能性について議論する。

    骨再生治療,骨補填材,炭酸アパタイト,間葉系幹細胞,軟組織治癒,歯科インプラント治療 

  • Biomimetic Products for the Promotion of Oral Homeostasis

    オーラルホメオスタシスとは、外部環境に有害な変化(食事、プラーク、ディスバイオシスなど)が存在する中でも、安定した口腔内環境、口腔組織構造、および健康を維持することである。オーラルホメオスタシスのメカニズムには、(i)再石灰化と(ii)プレバイオシスがある。再石灰化は齲蝕がない歯の自然な修復過程で、カルシウム、リン酸塩、フッ化物イオンが脱灰されたエナメル質、および象牙質の結晶に沈着することによって起こる。プロバイオシスとは、プレバイオティクスが健康を促進するために有益な口腔微生物の成長または活動を誘発することである。口腔疾患は、プラーク・ディスバイオシス、または他の有害な口腔内変化(酸蝕症、象牙質露出)によって引き起こされる口腔の硬組織および軟組織のホメオスタシスの混乱から生じる。唾液バイオミメティックCPP-ACPに基づく新しいオーラルケア製品は、硬組織の再石灰化における唾液のホメオスタシス活性、プレバイオシスによるプラーク・ディスバイオシスの予防、および口腔の健康を維持するための軟組織のバリア機能を高める。本講演では、これらの製品の科学的根拠を提示し、外科処置および口腔の健康を維持するための口腔ホメオスタシスを達成するための患者のホームケアにおけるこれらの製品の最適な使用に関する臨床的推奨事項を提供する。

    CPP-ACP and Fluoride,Remineralisation,Prebiosis,Prevention of Oral Disease

  • AIがもたらす歯科イノベーション

    近年のAI(Artificial intelligence)技術の進化は目覚ましく、様々な分野での応用が進んでいる。デジタルX線やCB-CT、口腔内スキャナ、さらにはCAD/CAMを日常的に用いている歯科領域はAIを導入しやすい領域である、そのため疾病や病態の診断や治療法の選択等へのAI導入に関し、数多くの試みがなされている。しかし臨床応用されているものはほとんどない。演者もいくつかのAI診断システムの開発を行っており、これらの知見に基づき、歯科におけるAI活用における現状での課題と挑戦、今後の展開について発表する。

    AI,歯科医療,検査,診断,画像

  • Restoration of the Worn Dentition: Understanding the Etiology and Prosthodontic Management Strategies

    摩耗症、咬耗症、酸蝕症の診断と治療方針は、早期発見と基礎症状の評価によって決まる。 この講義では、これらの症状の医学的原因、摩耗の分類、および摩耗した歯列を修復するための段階的な診断と治療概念の適用について説明する。

    Understand the etiology, diagnosis and treatment approaches for the worn dentition Understand the classification systems and apply to Prosthodontic rehabilitation

  • Milestones in the Rapidly Evolving Dental Adhesive Technology.
    An Historical Perspective

    歯科の接着技術は、1950年代の初期以来、進化し続けてきた。 エナメル質の接着はすぐに成功したが、同様に重要な象牙質接着の確立は困難であった。しかし、耐久性や信頼性の高い、予測可能な接着材で歯を修復することは重要である。 ワンステップ接着材からマルチステップ・エッチ・アンド・リンス(E&R)およびセルフエッチング(SE)アドヒーシブはゴールドスタンダードとなった。更に研究開発は操作性に重点を置き、エナメルを選択的にエッチングする前に、フルE&R、フルSE、またはSEボンディングモードのいずれかで適用できる最新世代のユニバーサルアドヒーシブが紹介されている。 本講演では、急速に進化する歯科用接着技術の歴史的展望を描き、達成されたさまざまな経過点について発表する。

    To learn how dental adhesive technology evolved from Buonocore’s acid-tech technique to today’s generation of universal adhesives Back to the basics of dental adhesive technology To understand that some basic material requirements cannot be traded in for ease-of use Introduction of a new multi-step universal adhesive formulation for more durable bonding effectiveness using a highly hydrophobic adhesive resin with significant film thickness

    Bonding,Universal Adhesive,Toshio Nakao Chair,Adhesive Mechanisms,Etch-and-rinse,Self-etch,Nano-layering,Interfacial Characterization,Micro-mechanical Interlocking,Clinical Effectiveness