「第35回日本接着歯学会学術大会」が開催されました

 12月3日(土)・4日(日)の両日にわたり、北海道・北海道大学 札幌キャンパス 学術交流会館にて「第35回日本接着歯学会学術大会」が開催され、多くの方の参加登録がありました。
 学術講演会は、「Frontier? 接着の未知なる領域への飛躍」をテーマに、シンポジウム2題、口頭発表13題、ポスター発表53題が行われ、接着に関するさまざまな発表がありました。
 大会長は、北海道大学大学院歯学研究科 口腔健康科学講座 歯科保存学教室教授の佐野英彦先生でした。

 シンポジウムIでは、日野浦歯科医院の日野浦光先生と鹿児島大学大学院医歯学総合研究科歯科保存学第一教室教授の西谷佳浩先生を座長に、「新しい接着領域への探求」というメインテーマで行われました。講演は、Department of Oral Biological and Medical Sciences, Divisionof Biomaterials, University of British Columbia, Faculty of DentistryのRicardo M. Carvalho先生が「Quick and effective self-adhesion: The future of bonding」の演題にて、清村歯科医院の清村正弥先生が「歯科用歯周保護材料としての4-META/MMA-TBBレジン」の演題にて、Department of Restorative Dentistry, Dental Biomaterials
(DENMAT), Division of Oral Health Sciences, Graduate School of Dental Medicine,
University of HokkaidoのDenis Selimovic先生が「Future perspectives in adhesive technology in biomaterial science」の演題にて、北海道大学大学院歯学研究科生体材料工学教室の吉田靖弘先生が「接着歯学の基礎研究が生んだセラピューティック・イノベーション」の演題にて講演されました 。

 シンポジウムIIでは、大阪大学大学院歯学研究科口腔科学専攻顎口腔機能再建学講座クラウンブリッジ補綴学分野教授の矢谷博文先生を座長に、「ファイバーポスト A to Z」というメインテーマで行われました。講演は、坪田デンタルクリニックの坪田有史先生が「公的医療保険によるファイバーポストコア」の演題にて、北海道大学大学院歯学研究科口腔健康科学講座高齢者歯科学教室の小林國彦先生が「ファイバーポストを使用したレジンコアシステムと歯冠補綴物」の演題にて、デンタルクリニックKの渥美克幸先生が「接着支台築造の勘所」の演題にて、講演されました。

 ポスター発表では、ジーシーより「新規プライマー併用可能型セルフアドヒーシブレジンセメントの接着性能」、「プレスセラミックス掘り出し面とレジンセメントの接着性評価」の演題にて弊社研究員から発表いたしました。

 展示ブースでは、保険適用の「ジーシーファイバーポスト」、「MIファイバーポスト」や支台築造用接着性コンポジットレジン「ユニフィルコアEM」をはじめ、多目的光重合型1液性ボンディング材「G?プレミオボンド」、接着性レジンセメント「ジーセムリンクフォース」、「ジーセムリンクエース」、「ジーセムセラスマート」、貴金属/非貴金属/ジルコニア用接着性プライマー「メタルプライマーZ」、セラミック接着用プライマー「セラミックプライマーII」、デュアルキュア型テンポラリーC&B用コンポジット「テンプスマート」、LED可視光線照射器「G-Light Prima-IIPlus」等、新製品をはじめ、様々な製品の展示をさせていただき、多くの先生方にお立ち寄りいただきました。

 なお、次回大会は、2017年11月25日(土)・26日(日)に東京都のタワーホール船堀にて、日本大学歯学部保存学教室修復学講座 教授の宮崎真至先生を大会長に開催される予定です。


北海道大学 学術交流会館

北海道大学 学術交流会館

会場入口

会場入口


講演会場

講演会場

ポスター会場

ポスター会場


展示会場

展示会場