「第59回秋季日本歯周病学会学術大会」が開催されました

 10月7日(金)・10月8日(土)の両日にわたり、新潟市・朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンターにて「良好な超高齢社会をむかえるための歯周病管理」をテーマに、「第59回秋季日本歯周病学会学術大会」が開催され、約2,200名の参加登録者数があり、たいへん盛会でした。
 学術大会は、特別講演3題、シンポジウム2題、韓国歯周病学会代表講演、日本歯科医学会会長講演、Sunstar Young Investigator Award口演5題、認定医・専門医教育講演、歯科衛生士教育講演、倫理委員会企画講演、歯科衛生士シンポジウム、ランチョンセミナー7題、一般演題口演27題、歯科衛生士口演2題、一般演題ポスター66題、臨床(認定医・専門医)ポスター48題、歯科衛生士症例ポスター14題、スイーツセミナー、企業展示などが行われました。
 大会長は、日本歯科大学新潟生命歯学部歯周病学講座の佐藤聡教授でした。

 特別講演Iでは、日本歯科大学新潟生命歯学部歯周病学講座の佐藤聡教授を座長に、「超高齢社会の医療介護政策の展望と歯科界への期待」との演題にて、東京大学高齢社会総合研究機構の辻哲夫特任教授がご講演されました。
 特別講演IIでは、広島大学大学院医歯薬保健学研究院応用生命科学部門歯周病態学研究室の栗原英見教授を座長に、「Microbial Ecology in the Periodontal Pocket- Impact on Treatment in Juveniles and Adults」との演題にて、University of GothenburgのProf. Gunnar Dahlen がご講演されました。
 特別講演IIIでは、東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科歯周病学分野の和泉雄一教授を座長に、「Risk Assessment for Periodontitis Treated Patients」との演題にて、University of BerneのProf.Niklaus P. Langがご講演されました。

 シンポジウムIでは、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科の髙柴正悟教授、を座長に、「病診連携における歯周治療の役割」をメインテーマに3名のシンポジストがご講演され、日本歯科大学新潟生命歯学部 口腔外科学講座の田中彰教授より、「急性期病院から地域に繋げる口腔管理」との演題にて、岡山大学大学院保健学研究科 岡山大学病院緩和支持医療科の松岡順治教授より、「超高齢化社会における口腔管理の様態;ultidisciplinaryからinterdisciplinary,さらにtransdisciplinary へ」との演題にて、日本歯科大学新潟生命歯学部歯周病学講座の両⻆祐子准教授より、「高齢者の歯周治療の現状」との演題にて、それぞれご講演されました。
 シンポジウムIIでは、明海大学歯学部口腔生物再生医工学講座歯周病学分野の申基喆教授を座長に、「日本におけるインプラントの課題と展望」をメインテーマに3名のシンポジストがご講演され、公益社団法人日本口腔インプラント学会理事長 日本歯科大学新潟生命歯学部歯科補綴学第2 講座の渡邉文彦教授より、「高齢化した口腔インプラント患者への対応」との演題にて、明海大学歯学部口腔生物再生医工学講座歯周病学分野の林丈一朗准教授より、「歯周病患者に対するインプラント治療の問題点とその対応」との演題にて、医療法人社団真健会 若林歯科医院の若林健史先生より、「インプラント治療における歯周基本治療の重要性」との演題にて、それぞれご講演されました。

 なお、次回大会は、2017年5月12日(金)、5月13日(土)に福岡国際会議場、九州大学大学院歯学研究院歯周病学分野の西村英紀教授を大会長に開催される予定です。


朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンター

朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンター

講演会場

講演会場


ポスター会場

ポスター会場

展示会場

展示会場