辺縁封鎖が不足している症例(上顎)

マイルドリベロンLCを用いた臨床例
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「少し緩くなった」ということで12年ぶりに来院した63才女性。1週間ソフトライナーで粘膜調整をした後、粘膜面のレジンを一層削合した。
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マイルドリベロンLCを多めに練って盛り上げ、咬合・機能運動の後、口腔外へ取り出した。特に唇側と左側臼歯部辺縁の厚みが不足している。
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そこで、マイルドリベロンLCを辺縁部に追加して、口腔内に挿入し咬合・機能運動を行う。
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硬化後、口腔外へ取り出す。マイルドリベロンLCは、光照射前は弾力性のあるゴム状を維持しており、このような追加補正も自在に行える。
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光重合後、エアーバリヤー材を水洗・除去。形態修正と研磨を行って仕上げる。従来は辺縁形成を常温重合レジンで行った後でリライニングを行っていたので、相当な時間短縮となる。