


皆さん、はじめまして。今月からリレーエッセイを書かせていただきます。なにぶんにも文章を書くのは苦手で、日頃から手紙や日記などあまり書いたことがありません。何を書いていいやら題目が頭の中をぐるぐると巡りめぐっております。そこでエッセイってどういう意味なのか調べてみました。当然昔ながらの国語辞典は押し入れの奥の方に押しやられたか、あるいはもうすでに捨てられて、再生紙として別の本に変身しているかもしれませんので、パソコンで「エッセイ」を検索してみました。
するとエッセー 【(英) essay; (フランス) essai】文学における一形式。形式にとらわれず,個人的観点から物事を論じた散文。また,意の趣くままに感想・見聞などをまとめた文章。随筆。(goo国語辞典「エッセイ」検索結果より) と検索結果が示されました。さらに文学を検索すると文学とは、言語表現による芸術作品の事をいうとあり、つまりこのリレーエッセイは交代でメッセージをつなぐ芸術作品ということになります。これまでの先輩方のバックナンバーを読むと、どのエッセイも趣があり奥深い内容でまさに芸術作品と言っても過言ではありません。そのような芸術家の集うリレーエッセイに参加できて光栄です。
さて話は変わって、先日あるスタディーグループの例会に参加しました。メンバーは卒後間もない新人から上は40代前半ぐらいまでの割と若手?の先生方で構成されていました。しかし、良く話を聞いてみると院内ラボやコマーシャルラボの歯科技工士、歯科材料メーカーの研究員、歯科材料販売営業マン等が参加していて、それもみなさん年会費を納めて正会員になっているということでした。実はこのスタディーグループは小生が27年前に大学を卒業した年に同級生数名が診療終了後に、診療の悩みや症例相談を行なうことを目的として集まったところにルーツがあります。
3名のケースプレゼンテーションがなされ、1人目は上顎第一大臼歯頬側から2度の根分岐部病変に対してフラップオペレーションを行なった症例、2人目はやはり上顎第一大臼歯3度の根分岐部病変に対して頬側2根を抜根し口蓋根のみを保存した症例、3人目は重度歯周炎で咬合支持が失われつつあるものを極力天然歯を抜歯せずに保存してオーバーデンチャーの支持に利用した症例でした。
いずれも天然歯をできるだけ保存しようという気持ちが伝わってくる症例でした。昨今、予後不安な歯は抜歯してインプラントに置き換えるという考え方が多くなってきていますが、会の創設当初からのフィロソフィーである天然歯の保存にこだわった臨床を若手の先生方が引き継いでくれていることを嬉しく思う一日でした。
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