赤ちゃんのようにみずみずしくて柔らかい路地栽培のレタスや春キャベツに新タマネギや新ゴボウ。
春ならではの野菜が、八百屋の店先で陽光を浴びています。
最近は地球の裏側からも野菜が届くので、いつが旬だかわかりませんが、こういう季節感はうれしいもの。
特にこの時期の春キャベツは巻きがゆるくて、ふんわり、やわらか。甘くておいしくて、特有のビタミンU(キャベジン)が胃腸の調子を整え、肝臓の解毒作用を助ける働きがあり、食物繊維もいっぱいです。
冬場のキャベツも生で食べられますが、新鮮な春キャベツの優しい口当たりは別の野菜のよう。新タマネギや新ゴボウも、この時期だけのふんわりした香りと柔らかさ。食べると春のエネルギーをカラダにとり込んでいるようです。
さて、そんな春野菜の食感を活かすなら、煮込み料理より、生で食べるか、サッと茹でるか。
それをヘルシーでおいしいタレやドレッシングをつけてバリバリ食べられると楽しいですね。
ご存知の通り、定番のマヨネーズは大匙1(重さ14g)で98kcalなので、サラダがすべてヘルシーとはいえませんが、低カロリーでおいしいドレッシングの作り方はたくさんある上、意外に簡単。
基本となるフレンチドレッシングの分量は、油大さじ2、酢大さじ1、塩と胡椒少々、砂糖ひとつまみ。
これを応用して、無脂肪のプレーンヨーグルト大さじ1と味噌小さじ1(3g)を和えればホウレンソウやブロッコリーに合う和風ドレッシングの完成です。
他にも、豆乳で和える、茹でたニンジンやゴボウをフードプロセッサーにかけ、油や胡椒を足して野菜ごとドレッシングにするなど、自由な発想で楽しんでください。
筍も今、出盛りです。
冬場は活動量が減って体内の栄養バランスを崩す人が多いので、水分や不純物を排出する筍は、まさに春の大地のプレゼント。低カロリーで食物繊維やカリウムを多く含んでいるので、この時期に必ず食べたい野菜です。
さて、竹の子どもといえば、かぐや姫。
お話の最後にかぐや姫は天女だったとわかりますが、なぜ、姫は竹の中にいたのでしょう?
答えは、古来、竹は神様がこの世に降りてくるときの依代(よりしろ)として神聖視されていたから。
急激に成長し、空に向かってまっすぐに伸びる美しい竹。
その上、おいしくてデトックス効果も期待できるとなれば、「特別」なのもうなづけますね。
コラムニスト 鈴木 百合子
Vol.252
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