街路に咲く白や薄紫の紫陽花に、霧雨の雫がキラキラ光っています。東京では連日、傘をさすか迷う霧雨が続いています。
それでも6月22日にはフェーン現象の影響もあって、気温が上昇。再び猛暑となった24日は、埼玉県熊谷市で39.8度を記録して、東京電力管内の最大電力需要は4日連続で東日本大震災後の最大を更新しました。
夏本番はこれからなのに、先が思いやられます。
気象庁によると、去年に引き続き、この夏は北海道を除く各地で平年より暑いという予報。折しも原子力発電所の操業停止が響いて、大規模停電を避けるために、西も東も節電で大わらわ。
一方、昨年の異常な猛暑で亡くなった人が1,718人に上ったという厚労省の発表を聞くと、今年は大規模停電にならないように節電しつつ、エアコンや扇風機を我慢しすぎない、という微妙な線をどうするか、悩むところです。
この対策として、気象庁では7月中旬から、最高気温35度以上の猛暑日が予想される場合、事前に注意を呼びかける「高温注意情報」を新設します。
対象は北海道と沖縄を除く地域で、「地方ごと」、「都府県ごと」に該当する地域と予想最高気温を公表し、向こう1週間で猛暑日が予想される場合も、その数日前に「高温に関する気象情報」を出すそうです。
熱中症対策グッズとしては、この夏、お年寄りのいるご家庭で役に立ちそうなのが、新発売の簡易熱中症指数計。デジタル表示の据え置き、壁掛けのどちらにも対応できるアナログ式で小型、壁掛けで使用できるアナログ式で大型の3機種です。
年をとると暑さを感じにくくなるので、熱中症で亡くなったお年寄りの約半数が自宅で亡くなっています。こういう目安があると、お年寄りだけのご家庭でも室内温度を調整できますね。
節電と熱中症のはざまで思い悩むのはみな同じ。基本的には、室内はエアコン、屋外は日傘、汗で失う体液を補うためには塩飴とイオン飲料がキーワード。対策グッズもたくさん出ていますが、今ひとつ決め手に欠ける気がします。
神戸市では夏本番に向けて、市内のすべての中学校に熱中症対策として製氷機の設置作業が始まりました。スポーツ大会の会場となる11の小学校にも併せて設置されます。
すでに製氷機が設置された太田中学校(須磨区)では、職員室内に置き、気分が悪くなったり、運動中にけがをしたりした生徒に活用してもらうとか。それぞれの中学校でその氷をどう使うのか聞いてみたら、いろいろな答えが出てきそうで、なんだかおもしろそうですね。
コラムニスト 鈴木 百合子
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