故郷やどちらを見ても山笑ふ 正岡子規
「山笑う」は春の季語。久しぶりに故郷に戻った正岡子規を温かく迎えてくれる人たち、故郷の山々までもが嬉しそうに………。このゴールデンウィークに、お里帰りしたくなりますね。
麗らかな春の陽気に包まれて、4月はスタートの季節です。桃、八重桜、シバザクラ、アヤメ、チューリップ、フジの花。色とりどりの花が、新入社員や新入生を祝福するように一斉に咲いています。
とはいえ、ここしばらく、新入社員は緊張と気疲れで大変でしょう。新人の皆さんは先輩に教わりながら、これから知識や知恵を生み出す種子。今の熱意と生き生きした好奇心を大切にしてください。
関東地方では例年より早く桜が満開です。そういえば、関東では結婚式や結納には桜湯が供されます。静々と運ばれた蓋椀の蓋を取ったとき、薄いピンクの桜の花からふわりと立ち上る桜の香り。お式でないときでも、桜湯が出てくるだけで、あらたまった気持ちになります。
このところ、庭先の梅にメジロがよく訪れます。高い声で囀りながら八分咲きの紅梅の枝を飛びまわって花の蜜を吸う姿がとても愛らしくて、気がつくと、ついメジロの姿を探しています。
庭の水仙の葉がぐんぐん伸びてきました。例年より少し遅れたものの、紅梅のつぼみもようやく色づいて、おひな様の頃には可憐な花を楽しめそうです。
おひな様に添える桃の花は新暦の3月だとまだ咲いていないのでほとんどがハウス栽培ですが、梅も桃も古来より邪気を祓うといわれた神聖な花。ひな祭りは花ひらく春の訪れです。
石垣島では緋寒桜(ヒカンザクラ)が満開です。花言葉は「あでやかな美人」。寒い時期に咲く緋紅色の桜で、うつむきがちに咲く姿も可憐です。バレンタインデーの時期で皆様の心には春が来たといえ、まだ肌寒い日が続きます。寒くて空気が乾燥しているうちはウイルスの飛散量が多いので、あともう少し、インフルエンザと風疹の感染に注意しましょう。
真っ白な新雪を抱いた美しい富士山。太古から神話や芸術作品のモチーフとして日本の文化を支えて来たこの山は、日本人の心のよりどころです。
「富士山」という名前の由来には諸説あって、一番い記述は奈良時代の常陸国風土記の「福慈」、万葉集では「不尽山」「不士能高嶺」「布二能嶺」。「富士」という字が初めて使われたのは平安時代初期の「続日本紀」といわれています。
先日、神社の前を通りかかったら、巫女さんが煤はらいをしていました。新年を迎える開運招福行事には、大掃除や整理整頓が多いですね。
冬至は春を内包した、お日様の誕生日。
お日様のような黄金のユズを浴槽に浮かべ、爽やかな香りを楽しみながらゆったりとお湯につかってお祝いしましょう。
都心では街路樹のイチョウやユリノキの葉がひらひらと舞い始めました。今年は12月7日が歳時記の大雪(たいせつ)。京都の比叡山にはもう雪が降ったそうですね。
雪を「天から送られた手紙」といったのは明治生まれの物理学者、中谷宇吉郎博士。「その手紙の文句は結晶の形、模様という暗号で書かれている」と続きます。
Vol.252
かぐや姫に思いを馳せるタケノコの季節Vol.251
希望の春はなぜ眠い?Vol.250
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渡り鳥の旅立ちの春Vol.248
花ひらく春は花粉症の季節Vol.247
感染症に負けない素敵なバレンタインデーをVol.246
初春に富士山を仰ぐVol.245
冬場の体調管理はお日様がポイントVol.244
雪は天から送られた手紙Vol.243
東京駅ものがたりVol.242
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