よりよい歯周治療は全ての医院がめざすところです。歯科医師の診断と治療の方法が結果を左右することは勿論ですが、患者さんの治療への希望や満足などがどのようなところにあるのかを把握して良い結果につなげていく上で、歯科衛生士の役割が非常に大きいと考えられます。基本に忠実で細やかな口腔内診査と患者さんの視点を心得たコミュニケーションは、初診からメインテナンスのいずれの段階においても大切なスキルです。
治療に役立つ情報は患者さんとの上手なかかわりの中から得られるものですし、その情報を活かした技術の提供が、より患者さんのモチベーションを高めることになると思います。
(大住 祐子)
東方 法子 先生
東京都渋谷区
村松歯科
歯科衛生士
川崎 律子 先生
新潟県
フリーランス
歯科衛生士
上村 佳子 先生
大阪府大阪市
こばやし歯科クリニック
歯科衛生士
品田 和美 先生
東京都千代田区
黒田歯科医院
歯科衛生士
視野を広げていくことは、歯周病への知識や患者さんの理解を深めることができ、歯科衛生士としての可能性もまた広がることにつながるでしょう。本シンポジウムのテーマに挙げられたように、まず歯周病が現在、どこまで理解が進んでいるのか、そして、その治療法もどこまで進歩しているのかをご解説いただきます。次に、診査範囲をもう少し広げて、口腔内全体の粘膜の変化や異常について何を見て、どう気づくのかを教えていただきます。最後に、日本がまさに直面している高齢化社会において歯科衛生士として、どう向き合うのかをお話いただく予定です。
(村上 恵子)
橋本 貞充 先生
東京歯科大学
准教授
日山 邦枝 先生
昭和大学歯科病院
歯科衛生士長
歯科衛生士
新田 浩 先生
東京医科歯科大学大学院
医歯学総合研究科
准教授