国際的に高齢化が急激に進行する中、歯科医療もこのままでは人びとに貢献することができません。う蝕と歯周病だけでなく、歯根破折の増加やトゥースウエアなど、高齢社会特有の歯科的な課題も明らかになってきました。インプラント時代の歯科医療の在り方、MI臨床のあり方、今後望まれる材料開発、歯科医療制度の在り方など、世界各地域を代表する先生方がこれからの歯科医療を討論します。
コーディネーター
田上 順次 先生
東京医科歯科大学大学院
医歯学総合研究科 教授
Reinhard Hickel 先生
Ludwig Maximilians Universitat Munchen
Chair of Operative and Conservative Dentistry
Hou Ben-xiang 先生
首都医科大学
教授
※Laurence J Walsh 先生はご都合により来日が中止となりました。
修復治療を高い次元で成功させるためには、患者の希望を理解し、歯科医師、歯科技工士、歯科衛生士が知識を共有すると共に、診査、診断を行う段階から情報を共有し、診療に参加することが、最も重要な鍵である。その際、歯科医師は修復物の設計やCAD/CAMに代表される急速に進歩した修復材料や製作方法を理解する必要があり、歯科技工士は矯正治療や外科治療により可能なこと不可能なことを理解する必要がある。本セッションでは現代の修復治療を整理し、歯科医師と歯科技工士の情報共有の場としたい。
コーディネーター
日高 豊彦 先生
神奈川県川崎市
日高歯科クリニック
税所 秀揮 先生
大阪府吹田市
インプレッション・デンタル
歯科技工士
高橋 健 先生
神奈川県川崎市
Dental Laboratory Smile Exchange
歯科技工士
奥森 健史 先生
奈良県奈良市
有限会社デンタル・プログレッシブ
歯科技工士
インプラントによる欠損補綴の選択肢としてのオーバーデンチャーの利用は新しいものではない。しかしインプラント体表面の改質、低侵襲な術式の改良などに伴い、適用症例の拡大が拡大しつつある。一方ではインプラント補綴の長期症例において、固定性上部構造への変更が適切と考えられる症例も増えつつある。今回は、安全で安心なインプラント治療が求められているなかで、改めてインプラントオーバーデンチャーの適用の条件、術後に想定すべき問題とその対策など、具体的な項目を取り上げて考えてみたい。
コーディネーター
前田 芳信 先生
大阪大学大学院
歯学研究科 教授
Ignace Naert 先生
ベルギー
Katholieke Universiteit Leuven
Head of the Prosthetics Section
歯科治療技術の進歩、情報の普及により患者側の審美的要求が高まり、かつて成功としていたレベルよりも高い水準でのゴールが歯科医師に求められ、またそれが現実的に可能な状況となってきた。
先人達のすばらしい努力により、インプラント材料およびシステムの向上、ダイレクトボンディングやベニアを可能にした審美性の高いマテリアルや接着技術の進化、さらにはCAD/CAM、CT、マイクロスコープといった精密機器の導入等により、選択肢を間違う事なく我々が利用すればこれからの歯科治療において益々の発展は約束されたといっても過言ではないであろう。
今回、著名な講師陣をお招きし、患者満足度の高い審美補綴、欠損補綴に重点をおいた講演およびディスカッションを予定している。先生方の日々の臨床の一助となれば幸いである。
コーディネーター
土屋 賢司 先生
東京都千代田区
土屋歯科クリニック&Works
南 昌宏 先生
大阪府大阪市
南歯科医院
林 美穂 先生
福岡県福岡市
歯科・林美穂医院
Jean-Pierre Brun 先生
フランス
Dr. jean Pierre Brun private practice
limited to implant dentistryn
Pascal Magne 先生
アメリカ
Associate Professor
University ofSouthern California
School of Dentistry
Oral Health Center
よりよい歯周治療は全ての医院がめざすところです。歯科医師の診断と治療の方法が結果を左右することは勿論ですが、患者さんの治療への希望や満足などがどのようなところにあるのかを把握して良い結果につなげていく上で、歯科衛生士の役割が非常に大きいと考えられます。基本に忠実で細やかな口腔内診査と患者さんの視点を心得たコミュニケーションは、初診からメインテナンスのいずれの段階においても大切なスキルです。
治療に役立つ情報は患者さんとの上手なかかわりの中から得られるものですし、その情報を活かした技術の提供が、より患者さんのモチベーションを高めることになると思います。
(大住 祐子)
東方 法子 先生
東京都渋谷区
村松歯科
歯科衛生士
川崎 律子 先生
新潟県
フリーランス
歯科衛生士
上村 佳子 先生
大阪府大阪市
こばやし歯科クリニック
歯科衛生士
品田 和美 先生
東京都千代田区
黒田歯科医院
歯科衛生士
視野を広げていくことは、歯周病への知識や患者さんの理解を深めることができ、歯科衛生士としての可能性もまた広がることにつながるでしょう。本シンポジウムのテーマに挙げられたように、まず歯周病が現在、どこまで理解が進んでいるのか、そして、その治療法もどこまで進歩しているのかをご解説いただきます。次に、診査範囲をもう少し広げて、口腔内全体の粘膜の変化や異常について何を見て、どう気づくのかを教えていただきます。最後に、日本がまさに直面している高齢化社会において歯科衛生士として、どう向き合うのかをお話いただく予定です。
(村上 恵子)
橋本 貞充 先生
東京歯科大学
准教授
日山 邦枝 先生
昭和大学歯科病院
歯科衛生士長
歯科衛生士
新田 浩 先生
東京医科歯科大学大学院
医歯学総合研究科
准教授
最近の歯科雑誌を閲覧すると洋の東西を問わず、インプラント及び審美補綴に関わる記事が多い。日本の歯科雑誌もこれらに引けを取るどころか、先導している感すらある。そして、まず読者の目に映るのは歯周組織の状態と、補綴物である。この補綴物を作製するのは日本の技工士で、決してグローバル社会において遜色ないと言える。しかし技工士学校の教育のみで審美的に満足の行く結果を得ることは不可能に近く、卒後のトレーニングが非常に重要である。そこで重要になることは技工士自身がどの方向にトレーニングを行うか、つまり目標となる先生なり、理論を見つけることができるかである。目標のない夢などあり得ない訳で、将来を牽引する若き技工士たちに是非とも本講演を聴講して頂き目標を探す手がかりとして頂きたい。
コーディネーター
行田 克則 先生
東京都世田谷区
上北沢歯科
小田中 康裕 先生
東京都世田谷区
Oral Design 彩雲
歯科技工士
山本 尚吾 先生
東京都新宿区
art & experience® BeR
歯科技工士
※Willi Geller 先生はご都合により来日が中止となりました。
最近の歯科医療や歯科器材の進歩には目をみはるものがある。
そんな変革の時代にあっても歯科医療の目標は「患者さんの歯を救いその機能を向上させる」という一点からはずれることはない。それは患者さんのために、常に最善の解決策を探ることである。
歯科医療の基本は我われの技術であり、それを使いこなす頭脳である。
治療の対象も「人間」であり、いかに社会が変革しようともその本質が変わることはない。その基本こそ歯科医師がどうしても身につけなければならないスキルである。そのスキルを知り、それを磨き、それをベースにしてこそ「考える歯科臨床」が見えてくるのである。
コーディネーター
鈴木 尚 先生
東京都中央区
ナオ歯科クリニック
熊谷 真一 先生
静岡県浜松市
くまがい歯科クリニック
若林 健史 先生
東京都渋谷区
若林歯科医院
渡辺 隆史 先生
福島県いわき市
小滝歯科医院
藤関 雅嗣 先生
東京都台東区
藤関歯科医院
口腔は、私たち誰もが容易に、長期にわたって経過観察をすることのできる器官である。一本の歯、その歯を支える周囲組織、歯列、上下顎歯列の嵌合、下顎位、下顎の動きのどれをとっても経年変化を客観的に診ることができる。
臨床医学の原点は、患者さんと向き合うことから始まり、患者・術者間の意思の疎通が十分でなければ医療は成り立たない。長期臨床観察ができるということは、患者さんと長くお付き合いができているということで、患者さんとの間に強い信頼関係が存在することに他ならない。
患者さんとの強い信頼関係のもと、長期経過を観察しておられる4名の演者の先生から、多くのことを学びたいと思う。
コーディネーター
菅野 博康 先生
宮城県仙台市
すがの歯科医院
千葉 英史 先生
千葉県我孫子市
千葉歯科医院
須貝 昭弘 先生
神奈川県川崎市
須貝歯科医院
永田 省藏 先生
熊本県熊本市
永田歯科クリニック
大村 祐進 先生
山口県下関市
おおむら歯科医院
1本の歯の喪失はブリッジやインプラントなどへと繋がり、さらなる問題を作っている。病態の拡大を防ぐためには、1本の歯の保存に努力することが、MIの観点から大きな意味を持つことになる。歯周治療においては切除療法から再生療法へパラダイムシフトが21世紀になってティッシュエンジニアリングの発展とともに加速され、歯の保存の可能性が大きく拡がっている。
このセッションでは、開業医の立場から臨床の歯周再生療法の最前線における診断や治療のポイント、大学人の立場からは歯周再生療法の近未来の歯周再生材料の研究などについて、日米を代表する歯周病専門医に講演していただき、歯周病罹患歯の保存の可能性を検討する。
コーディネーター
宮本 泰和 先生
京都府京都市
四条烏丸ペリオ・
インプラントセンター
村上 伸也 先生
大阪大学大学院
歯学研究科
教授
和泉 雄一 先生
東京医科歯科大学大学院
医歯学総合研究科
教授
水上 哲也 先生
福岡県福津市
水上歯科クリニック
※Paul S. Rosen先生はご都合により来日が中止となりました。
一般的に、審美歯科治療はMinimal Intervention(MI)を基本として侵襲の少ないホワイトニングから欠損部に対するインプラント治療まで広範囲な治療オプションが存在しています。また、マテリアル選択に関してもコンポジットレジン充塡からCAD/CAMシステムによるジルコニアフレームまで種々なものが存在し治療内容を複雑にしていることも挙げられます。
このセッションでは、日本をはじめ韓国、台湾で審美歯科治療を行なっている先生方にご登壇いただき、その国の文化の違いと審美歯科治療の関わりについてお話していただきたいと思います。
コーディネーター
植松 厚夫 先生
東京都世田谷区
ウエマツ歯科医院
北原 信也 先生
東京都中央区
ノブデンタルオフィス
Woo Yi-hyung 先生
慶熙大学校 歯科大学
附属歯科病院 病院長
Fen-ping Liao 先生
高雄市
蒔美歯科医院
これから高齢者社会を迎えるにあたって、歯科医療はどのように関われるか。我が国にオッセオインテグレイテッド・インプラントが導入され約25年が経つ現在、無歯顎および多数歯欠損補綴における補綴オプションとしてインプラント補綴が一般的になってきたようであるが、ひとくちにインプラント補綴といっても、顔貌の審美性回復等を考慮した場合、総義歯補綴臨床に基づく臨床が必要となってくる。
本セッションでは欠損補綴に対する義歯やインプラントなどを用いてのアプローチについて、アジア各国から講師をお招きし、各国の歯科医療の現状などとともにお話し頂きたいと思います。
コーディネーター
寺西 邦彦 先生
東京都港区
寺西歯科医院
Liu Hongchen 先生
301医院口腔科
主任教授
Che-Tong Lin 先生
台北医学大学
口腔医学院院長
Jeong Chang-mo 先生
釜山大学校 歯科大学
主任教授
アメリカやヨーロッパを中心に世界的に発展を遂げた矯正歯科治療システムも昨今では、患者のニーズに合わせてその術式が多種多様化してきている。一方でストレートワイヤーシステム、CAD/CAM、CBCTなどの普及により、矯正歯科治療がより身近なものになりつつあるのも事実である。このような環境下で私たち臨床医には診査・診断~治療~評価について、より客観的でロジカルな判断と選択が求められるようになってきている。今回のセッションでは、舌側矯正、インプラント・アンカレッジなどの分野で世界的にご活躍されている先生方をお招きして、今一度、これからの矯正歯科治療の方向性について考えてみたい。
コーディネーター
森山 啓司 先生
東京医科歯科大学大学院
医歯学総合研究科 教授
森山 啓司 先生
東京医科歯科大学大学院
医歯学総合研究科
教授
Young-Chel Park 先生
韓国
延世大学校歯学部
教授
竹元 京人 先生
東京都千代田区
イーライン 矯正歯科
矯正歯科治療は、近年、矯正歯科材料の開発と発展が目覚ましく、これに伴い治療術式や治療方法は富みに進歩し以前に比べてより効率的な治療が行えるようになって来ました。また、治療効果を謳う上では、治療中にカリエス、歯周疾患等が生じる虞れのあるリスクファクターの排除、軽減を図ることもとても大切なことです。治療の質的向上として安心・安全な治療法が強く求められます。
そこで本シンポジウムでは患者さんにやさしい矯正歯科治療を目指したアプローチとしていくつか提案し、皆さんと共に考えることにします。
コーディネーター
後藤 滋巳 先生
愛知学院大学歯学部
教授
後藤 滋巳 先生
愛知学院大学歯学部
教授
槇 宏太郎 先生
昭和大学歯学部
教授
筒井 照子 先生
福岡県北九州市
筒井歯科医院
定期開催にて多くの皆様にご参加いただいております「GCセミナー」の講師陣を迎え、本シンポジウム用特別プログラムの開催をいたします。
2001年にGC社にて「誰にでもできる下顎総義歯の吸着」ビデオを作製して以来、早10年になる。現在は、下顎総義歯吸着のメカニズムの科学的検証を徐々に深めるとともに、臨床テクニックも10年前から少しずつ変化している。特に大きな違いは、吸着に有利な歯科技工として、人工歯配列、研磨面形態、重合システム、そしてアクティブシニアをターゲットとした審美などが充実した点である。
そこで今回は、歯科医師と歯科技工士のコミュニケーションを基本とした臨床・下顎総義歯の吸着について述べてみたい。
インプラント治療の成功は、手術前処置である歯周基本治療、感染を起こさない外科処置、そして適切なメンテナンスに依存するが、そのすべてに歯科衛生士が関与する。特に手術を迅速かつ適切に行うためには、手術介助者の能力に依存する部分が非常に大きい。そのためには、歯科衛生士と歯科医師の強い連携が必要である。今回のセミナーでは、オペ時の介助者のポジショニングやインストゥルメントワーク、術者と介助者のチームワークの取り方、また治療機器や器具の管理の勘所なども学んで頂く。
近年、ホワイトニングは歯科医療の1つとして定着しています。2008年度歯科医療白書ではホワイトニングは日本の高度な技術を応用すれば、今後世界的展開が期待できる歯科材料として位置付けられています。そのような流れの中で、オフィスホワイトニング製品の「ティオン オフィス」が注目されています。それでは本製品はどのような特徴があるのでしょうか。この特徴を十分に理解して使いこなすことで、ホワイトニング効果をより高めることができます。そこで今回は最新技術を取り入れた本製品をどのように使いこなすかのポイントについてデモンストレーションを通してお話させていただきます。
歯周組織と比較して、粘膜の組成、構造が脆弱なインプラント周囲組織において、インプラントを長期的に良好な状態で維持していくためには、インプラント周囲粘膜炎の早期発見、早期治療が重要です。したがって、私たち歯科衛生士には、インプラント周囲粘膜の状態を常に注意深く観察し、インプラント周囲粘膜炎を早期発見することが求められます。
そこで今回、インプラント周囲炎の予防を目的とした術前・術後管理について、当院の歯科衛生士が施行しているインプラント周囲組織評価法とプロフェッショナルケアの実際をお話させていただきます。
長年我々の研究会ではTBIについて数多くの論文や事例報告という形で発表してきました。ただ、実際の指導現場で一番大切な患者さんへの心配り、言葉がけなどは十分に伝えきれていなかったように思います。その指導の実践的な部分は、診療室での実際の指導を見ていただくことが一番であると思い、診療室でのTBIの様子をそのまま東京フォーラムの会場で再現するというセミナーを企画いたしました。
指導者はむし歯予防研究会のベテラン歯科衛生士が担当し、初対面の患者さん役の方を相手にロールプレイング方式でTBIを行います。それを見ていただいた上で指導の本質について皆様と考えてみたいと思います。
他 横浜歯科臨床座談 むし歯予防研究会会員
プロフェッショナルケアにおいて、う蝕や歯周病の感染予防の手段として、今やPTCは欠かせないテクニックです。ここでは、一人一人の患者さんに合わせたきめ細やかな対応がポイントであり、プロの腕の見せどころです。
本セミナーでは、PTCの効果と実際を症例別に見ていただきながら、患者さん毎のリスクや背景を考慮したプロフェッショナルケアについてお話します。
また、歯面や歯肉にダメージのないPTCの方法や実践的なテクニックのポイントについて、デモンストレーションを行いながら、皆さまの疑問や質問にお応えしたいと思います。
“人”が幸せな日々を過ごしたいと願った時、当たり前のように使っている口がいかに“口らしい口”であるかは大きな問題です。食べる喜び 会話する喜び 微笑み合える幸せ。そしてこれらから生じる様々な脳への影響力、全身の健康に欠かす事の出来ない唾液分泌への刺激、何よりも~生きる力~につながります。このように大切な口への専門職である私達はこれらを生み出す「口腔の器質を整える事の再認識」そして「病気や加齢現象、廃用症候群等で失われていく口腔機能の低下」について患者様にしっかり伝えていく任務を忘れてはならないと思うのです。
歯周治療においてスケーリング・ルートプレーニングは最も基本的で重要な治療です。
しかし個々の患者さんや各歯牙に合わせたインスツルメンテーションは難しい場合も多く、歯周治療を担う歯科衛生士には、歯周病、歯周治療の知識とともにスケーリング・ルートプレーニング技術の向上が求められています。今回のセミナーでは、歯周治療を成功させるために歯科衛生士に必要なインスツルメントの基本的な操作からワンランクアップの操作までお話しさせていただきたいと思います。
間接法で製作されたクラウンは、200~300ミクロン咬合が高くなると言われています。高くなる要因として、1.人為的な問題、2.材料の問題、3.生体の問題が考えられます。これらの要因が少しでも増加すると、製作されたクラウンは咬合調整により隆線がなくなるほど削除されます。
今回は、咬合調整を行う歯科医師に負担を掛けず、そして、咬合接触点が点接触になることで、支台歯と対合歯にも過重負担を掛けない、そのような咬合調整の少ないクラウンを目指すには、どのようにしたら良いのか、臨床例を提示しながら述べたいと思います。
皆様の明日の臨床技工にお役に立てれば幸いです。
無歯顎患者はより快適な機能性や審美性をもとめ、術者はその要求を満たすべく、様々な知識・手段を用いて総義歯を製作している。現在ではそればかりでなく、総義歯においてもある一定の永続性(longevity)が求められている。しかし、現実には上顎機能咬頭が短期間で摩耗してアンチモンソンカーブを呈し、破折をおこしたとみられる症例に出会うことがあり、義歯の永続性に問題が生じている。そこで、この上顎機能咬頭を保護し総義歯を口腔内で可及的長期間、安定して機能させるためにはどう考えなければならないのか?
私たちの臨床をご紹介したい。
インプラントを用いた審美的な
補綴治療についてご講演いただきます。
ポーセレンワークを用いた審美修復について
講演とデモンストレーションをしていただきます。